発売中の「週刊女性」（主婦と生活社）が、毎年恒例の「好きなジャニーズ・嫌いなジャニーズランキング2021」を発表。若手グループの躍進が目立った一方、嵐の二宮和也が「好きなジャニーズ」でまさかの“圏外”になったことが話題になっている。
昨年の「好きなジャニーズランキング」では、山下智久が圧倒的な得票数でぶっちぎりの1位に。山下は昨秋にジャニーズ事務所を退社したため、今回のランキングは大きな変動があるのではないかと見られていたが、トップ争いとは別の部分でも衝撃の「異変」が起きたようだ。
今年の「好きなジャニーズランキング」は、1位にKing & Princeの平野紫耀、2位にHey!Say!JUMPの山田涼介、3位にKAT-TUNの亀梨和也、4位に嵐の相葉雅紀、5位にSixTONESのジェシーといった順位に。若手の台頭が目覚ましく、世代交代をうかがわせる結果となった。
しかし、それ以上に驚きだったのが二宮の“圏外”。嵐は4位の相葉をはじめ、6位に松本潤、8位に大野智、14位に櫻井翔がランクインしており、二宮だけがベスト15に入っていない。
一昨年は9位、昨年は14位と徐々に順位を下げていたが、ついにランキング圏外になってしまったようだ。逆に「嫌いなジャニーズランキング」では、昨年が6位、今年は4位でランクアップしてしまっている。
二宮といえば、俳優としての評価が年々高まり、嵐のグループ活動休止後もバラエティなどで活躍。さらに、今春にスタートした公式YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」の登録者数が250万人を突破し、2022年公開予定の映画『TANG タング』の主演を務めることが発表されるなど、絶好調のように思える。
目立った素行不良やスキャンダルなどもないのになぜ……と考えてしまうが、ひとつだけ思い当たるのは2019年に発表した「結婚」の経緯だ。最近はジャニーズでも既婚者が増えたため、結婚自体はさほど反感を買うことではない。
だが、二宮の場合は「コンサートツアー中の結婚発表」だったことで賛否を読んだ。ファンにとってショックだっただけでなく、二宮が「ツアーが終わるまで待ってほしいというメンバーはいた」と証言するなど、メンバー間の亀裂にもつながったといわれている。
今年3月に第一子の誕生を発表した際にはファンから祝福の声が殺到し、結婚の一件は「もう許された」とも思われていた。だが、コアなジャニーズファンが投票に参加した今回のランキングは、偽りないファン心理を浮き彫りにしてしまったようだ。
この状況は深刻なファン離れを表しているのか、それともコア層での人気変動でしかなく大勢に変わりはないのか。今後、二宮の活動にどのような影響が出るのか、注目していきたい。
（文＝斉木順）
＜ライタープロフィール＞
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。
