嵐の二宮和也が、元SMAPの中居正広との交流エピソードや感謝の気持ちを明かし、ファンの間で話題になっている。同じ元SMAPの木村拓哉や草なぎ剛らとの交流もあり、二宮が「SMAPの懸け橋」になるのではないかと期待を集めているようだ。
二宮は9日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『BAY STORM』（bayfm）に出演。番組では、リスナーからの質問をきっかけに「電話での失敗」の話題になり、二宮は「中居くんの話、したことあったっけ？ 昔、中居くんに電話する機会があって…」と切り出した。
電話で要件を話し終わり、二宮が「じゃあ、ありがとうございました！ 失礼します！」と切ったところ、中居からすぐ折り返しの電話があったという。「何か言い忘れたのかな」と思って電話に出たところ、中居から「お前、電話切るの早いよ！」と注意され、目上の人が切ってから電話を切るというマナーを教えてもらったという。
二宮は「あの人、本当にそういうの逐一教えてくれるんですよ。『お前、先輩からもらった電話だとしても、先輩が切ってからじゃないと切っちゃダメだよ』みたいな」と語り、続けて「わざわざ折り返して伝えてくれるのは、後輩にとって本当にありがたい」と感謝した。現在も「事あるごとに電話をしている」とのことで、中居との交流は続いているようだ。
かつて、嵐とSMAPは対立関係にあるとウワサされた時期があった。当時は嵐を育てた藤島ジュリー景子氏（現・ジャニーズ事務所社長）と、SMAPのマネジャーだった飯島三智氏（現・CULEN社長）の派閥争いがあり、その影響で両グループの間に溝が生まれたといわれていた。
しかし、実際は当時も個人レベルでは交流があったことが明かされたといえる。特に、中居は自身が司会を務めた音楽番組『うたばん』（TBS系）で嵐のバラエティ適性を引き出したこともあり、嵐のメンバーたちから非常に慕われていた可能性がありそうだ。
また、二宮は先日の『第44回日本アカデミー賞』の授賞式にて、元SMAPで現在は「新しい地図」として活動する草なぎ剛と同席。現役ジャニーズと元ジャニーズの“共演”が話題になった。
後日、草なぎは自身のYouTubeチャンネルで「ニノちゃんもね、嵐のときからよく知っているんですけど、久しぶりに会えて、僕のことを慕ってくれていて、良き後輩というか…。本当に立派になって、チャンスがあったら一緒にやりたいね！」と二宮の印象を語っている。愛称の「ニノ」で呼んでいることから、こちらも昔から深い交流があったことをうかがわせている。
さらに、二宮は同じ元SMAPの木村とも映画などで共演しているが、木村の印象について「怖い」と評し、バラエティ番組で「独特の間がある木村のあいさつ」のものまねをするなど“先輩イジり”をしたことがあった。
当然、上下関係の厳しいジャニーズ内で“先輩イジり”ができるということは仲の良さの裏返し。ほかにも、表に出ていないだけで二宮は香取慎吾や稲垣吾郎とも交流があった可能性がありそうだ。
現在、SMAPはジャニーズ事務所を退所して「新しい地図」として活動する香取、草なぎ、稲垣、同じくジャニーズを退所して個人で独立した中居、ジャニーズに残留した木村の3つに分かれてしまったともいえる。そのすべてと交流がある二宮について、ファンからは「SMAPの懸け橋になってくれるのでは」との声も上がっている。
いずれにしても、派閥争いすら超えて先輩たちに可愛がられていた二宮の“愛され力”はジャニーズ内でも別格といえそうだ。
（文＝斉木順）
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