Koki,&Cocomi、同時期に「親のコネ疑惑」が噴出… 実力で「七光り」イメ―ジ払拭なるか

斉木順

 元SMAPの木村拓哉と歌手の工藤静香の次女でモデルのKoki,が、いきなりの主演で映画デビューすると「文春オンライン」(文藝春秋)で報じられた。国内外で活躍する有名監督の新作に主演するそうで、二世タレントならではの“特別待遇”ではないかと賛否が起きている。

 記事によると、Koki,の初主演作は『呪怨』シリーズのヒットなどで知られるジャパニーズホラーの巨匠・清水崇監督の新作。心霊スポットを舞台にした『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村シリーズ」の第3弾だそうで、6月中にもクランクイン予定とのこと。創立70周年を迎えた東映が「目玉作品」のひとつに位置付けるなど、早くも期待を集めているという。

 清水監督は、自身のヒット作をリメイクした『THE JUON/呪怨』(04年)でハリウッドデビューを果たし、日本人として初めて全米興行収入1位を獲得している。今作がアメリカなどに輸出されれば、Koki,の海外進出にも弾みがつきそうだ。

 しかし、女優としての実績が一切ない状態での「映画主演内定」報道に違和感を覚える人も。ネット上では「申し訳ないけど、親の七光りに思えてしまう」「こんな抜擢の仕方は彼女のためにならないのでは」「ステージママが売り込んだのかな…」「こんなやり方だと『親のコネ』っていわれてKoki,が可哀想」といった声が数多く寄せられている。

 Koki,といえば、2018年に映画アワード「ELLE CINEMA AWARDS」の「エル・ガール ライジングスター賞」を獲得。同賞は「これからの活躍を応援したい女性」に贈られるとのことだったが、当時の彼女は映画未出演で「映画に出演してないのに映画賞を受賞するのはおかしい」と物議を醸した。

 この時は「キムタクの娘だから賞をあげただけ?」「七光りが露骨すぎる」などと騒がれたのだが、今回も同じような流れになっているようだ。

 また、姉のCocomiは明石家さんまプロデュースのアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(公開中)で声優デビューを果たしたが、こちらもその経緯をめぐって波紋を呼ぶことに。

 主人公・肉子の声優を務めた大竹しのぶが、テレビ番組のインタビューで「木村くんの娘だからっていうんじゃなくて、ちゃんとオーディションを受けたって(さんまが)言ってました」と語り、Cocomiがオーディションで肉子の娘・キクコ役を射止めたと説明したのだ。

 だが、これにネット上で「オーディションで決めたって本当に?」「オーディションやったとしても出来レースでしょ…」「キムタクの娘って事情を加味してなかったとは思えない」と疑問の声が続出している。

 同時期に「コネ疑惑」が噴出することになってしまったKoki,とCocomi。そうした疑いを払拭するためには、文句を言われないだけの実力を披露するしかない。

 すでにCocomiに関しては「声と演技が想像以上によかった」「役とめっちゃ合ってる」「大竹しのぶの名演技と渡り合ってた」「初めてとは思えないレベル」と評価する声が上がり始めている。それに続いて、Koki,も「女優デビューで映画主演に抜擢されるだけの力がある」と見せつけることができるのか、主演作の完成を待ちたい。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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