長瀬智也、『ジャニーズ在籍最後の主演ドラマ』で16年ぶりの快挙! “趣味没頭”で進退に注目集まる

大西かずや

 5月19日発売のテレビ情報誌「週刊ザテレビジョン」(KADOKAWA)では、『第107回ドラマアカデミー大賞』を発表。

 これは、全国放送された5話以上のドラマで、今年4月5日までに終了した作品(過去にノミネートされた作品は除外)が対象だが、1月期に放送された長瀬智也・主演ドラマ『俺の家の話』(TBS系)が最優秀作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4冠を達成した。

 長瀬が主演男優賞を受賞するのは、2005年放送の『タイガー&ドラゴン』(TBS系)以来16年ぶりのことで、この快挙にファンから祝福の声が寄せられている。

 家族に内緒で覆面プロレスラー・スーパー世阿弥マシンとして活動しつつ、能楽の人間国宝である父・観山寿三郎(西田敏行)の介護と『観山流宗家』の跡取り修行に奮闘する主人公・寿一(長瀬)の姿を描いた同ドラマ。

 長瀬は今年3月にジャニーズ事務所を退所することを発表していたため、“ジャニーズ在籍最後の主演ドラマ”として放送前から注目を集めていた。これが物語にも反映されたようで、脚本を務めた宮藤官九郎によれば、最終回での“寿一の死”は「長瀬くんの退所が発表され、他の結末も考えようと思ったけれど、結局あのラストになりました」とのことだ。

 その宮藤からは「脚本家の発想を超えてくるので、改めてすごいと思いました。いい意味で普通じゃない」と絶賛され、さらに監督やプロデューサーからも演技力やプロ意識の高さを称賛するコメントが同誌には掲載されている。

 また投票者からは「いつかドラマに帰ってきて!」との声が寄せられたが、退所前には「裏方業に転身」とのウワサも広まり、俳優業での進退にも注目が集まっている状況だ。

 ジャニーズ事務所を退所後、Instagramを開設し、バイクや釣りなどのプライベート写真を多数アップしている長瀬。趣味を満喫中のようだが、このまま「表舞台を去ってしまうのでは」と惜しむ声が業界内外から届いているだけに、それらの声に突き動かされ、いずれまた表舞台に戻って来てくれることを期待したいところだ。

(文=大西かずや)

 

<ライタープロフィール>

大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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