フジテレビ・海老原優香アナに再び「ステマ疑惑」報道… 「30万円分無料でステマの認識なし」の言い分に厳しい声

斉木順

 人気女子アナたちの「ステマ疑惑」が報じられて大揺れになったばかりのフジテレビ。同局の海老原優香アナに新たな「ステマ疑惑」が浮上したと伝えられ、再びネット上で厳しい視線が向けられている。

 今年4月に「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、フジテレビ女子アナによるステマ疑惑。同局の看板女子アナである三田友梨佳アナや井上清華アナを含めた7人が美容室やネイルサロンなどで無料の施術を受け、その見返りとして店の看板の前で撮影した写真などをSNSにアップしたり、店のホームページへの写真掲載を許可するなどしていたと伝えられた。

 社内で聞き取り調査が実施され、その中でも『めざましテレビ』のMCを務める井上アナは美容室で30回、ネイルサロン&マツエク店で15回の“無料サービス”を受けたと自己申告。本来なら合計で「約90万円」にのぼるサービス料だったそうで、同局は「いわゆるステルスマーケティングに該当しないと考えている」との公式コメントを発表したが、世間からは反発が生まれていた。

 そんななか、発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)が新たなステマ疑惑を報道。2017年の入社1年目に『情報プレゼンター とくダネ!』のアシスタントに抜擢されたこともある若手の海老原アナが、前述の「文春」報道とは別に、知り合いに紹介された美容サロンで約10回にわたり、計30万円ほどのサービスを無料で受けていたと伝えている。

 記事によると、サロン側は公式SNSに海老原アナの写真をアップしていたが、フジ社内でステマ疑惑の調査が行われると、海老原アナから一方的に「削除依頼」があったという。

 これを受けて、サロン側は「写真を削除する場合は施術料金を払ってほしい」と連絡。しかし、サロン側は同誌の取材で「支払う気はないようで……」と明かしており、海老原アナに支払いの意思がないので削除依頼を断ったとコメントしている。

 一方、海老原アナは同誌の取材に「(写真を)消してもらえるのならお代もお支払いさせていただくんですけど、SNSがブロックされていて連絡が取れないんです……」と回答。SNSに載せる際は海老原アナがチェックするという約束だったが、その確認の連絡も最初の一度しかなかったと訴えている。

 SNSでなくとも電話やメールで連絡できそうに思えるが、海老原アナは写真撮影自体が「お友達付き合いの延長線上」の行為だったと思い込み、SNSなどで宣伝に使われていると認識していなかったと主張しているようだ。

 だが、これにネット上では厳しい声が続出。「何の見返りもなしに30万円ものサービスを無料で受けられると思ってたの?」「お友達価格とかならまだしも、30万円分もサービスを無料にしてもらって何とも思わないのはヤバイでしょ」「無料でサービス受けて『写真撮らせてください』って言われたら普通わかるでしょ」といった意見が数多く寄せられている。

 ただ、これがステマ行為に当たるかどうかは別で「ステマというほどではない」「写真アップするくらいなら別に問題ないのでは」「どんな職業でも『役得』はあるからね」「これは実際にサービスを受けてるからステマとまでは言えないでしょ」と、擁護する声も少なからず上がっている。

 しかし、海老原アナが「証拠隠滅」とばかりに写真の削除を依頼し、双方で経緯の説明は異なるものの「現在も正当な料金の支払いに至っていない」という事実がイメージを悪化させ、厳しい意見が続出する結果となっているようだ。

 サービス無料の代わりにSNSに写真を掲載……という行為は、美容サロンやエステをはじめ、プライベートジムなどでも女性タレントらを相手に行われている。そちらは特に問題視されておらず、今のところステマだと騒ぎ立てられることもない。

 だが、報道機関の社員である女子アナとなると話は別。フジの女子アナは「タレント化」が顕著なだけに、自分たちも同じようなことをしても問題にならないと考え、それが一連の騒動につながってしまったのかもしれない。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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