5月19日未明にTwitterで「#菅田将暉を許すな」がトレンド入りを果たした。午前8時現在、5000件を超えるツイートがある。
この直前に深夜ラジオ番組『菅田将暉のオールナイトニッポン』（ニッポン放送系）が放送されていたため、菅田が何か問題発言したのでは？とネットがざわつくことになった。
「先月のナインティナイン岡村隆史の女性蔑視発言騒動以降、ラジオ業界全体に炎上を警戒するピリピリとしたムードが漂っています。菅田はイケメン俳優ながら、番組では関西弁のユルいフリートークを披露し、時に男性向けの話題を出すことも。この日の放送でも成人漫画の描写についてサラリと触れていました。岡村と親交があることも、発言に注目が集まる要因のひとつかもしれません」（芸能ライター）
事の真相は「別の意味での問題発言」だった。菅田が先週11日深夜の放送でアメリカのファンタジー映画『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズの話をしたところ、15日に動画配信サービス「ディズニープラス（Disney +)」で新作ドラマ化が発表された。偶然の一致だったが、あまりのタイミングの良さに「菅田によるステマでは」とリスナーが番組にメールでツッコミを入れ、ハッシュタグ入りの投稿を呼びかけたのだ。
いわばジョークだが、「何かやらかしたのか」「不倫でもしたのか」と勘違いするネットユーザーが続出してしまった。その一方で、空気を理解したリスナーによって「私の初恋を奪った人を許さない」「タピオカ残すのが許せない」といった書き込みも登場している。
ラジオ番組でのちょっとした発言が注目を集めてしまう今、菅田があえてこのメールを読み上げたのは、深夜ラジオという場への態度表明とともに、岡村へのエールでもあったのかもしれない。
（文＝相川ナロウ）
