唐田えりか、広末涼子の前例にならって復活?「広末は別格」「実績が違いすぎる」と疑問の声も

斉木順

 唯一の表現活動だったフォトエッセイ連載を雑誌の休刊によって失い、今後が危ぶまれている女優の唐田えりか。だが、事務所の先輩・広末涼子を引き合いに「復帰するのは間違いない」との指摘が上がり、それをきっかけに再び唐田の復帰をめぐって賛否が起きている。

 昨年1月に俳優の東出昌大との3年にわたる不倫関係が発覚して以来、女優業を休止している唐田。今年1月から写真専門誌「日本カメラ」(日本カメラ社)でフォトエッセイの連載を開始し、ようやく表現活動を再開させた。

 ところが、同誌は今月20日に発売された5月号で休刊。わずか数カ月で女優復帰の足掛かりにするはずだった唯一の活動の場を失ってしまった。

 さらに、最終回のエッセイに綴られた「私はもうあなたなしでも、あなたがくれた沢山の大切なものたちと、羽ばたくことができる」という言葉が物議を醸すことに。「どう考えても東出のこと」「また匂わせてる」「まったく反省してないのか」といった厳しい声が続出する事態となったのだ。

 だが、実際は別人のことを思って記したもののようで、24日付の「女性自身」(光文社)のウェブ版では「3月で事務所を退所した女性マネジャーのこと」であると指摘されている。しかし、それでも「匂わせと疑われるのはわかっているはずなのに」「なんでわざわざこんな書き方するの」「世間の反応を見ようとしてる気がする」といった声が寄せられ、批判が収まらない状況だ。

 これでまた復帰が遠のいたという見方が大勢を占めるなか、29日付の「週刊女性PRIME」は「唐田が望む限り、復帰するのは間違いない」と指摘。その根拠として、所属事務所「フラーム」のトラブル対処の上手さや、事務所の先輩である広末のスキャンダルからの復活などを挙げている。

 同事務所は、設立当初から所属している広末のほか、有村架純や戸田恵梨香、吉瀬美智子、徳永えりら多くの人気女優を擁している。それだけ多くの売れっ子が集まっているのは、タレントたちの事務所に対する信頼感あってこそ。もしスキャンダルを起こした唐田を見捨てるようなことがあれば、「いざという時に守ってくれない、何もしてくれない事務所」という印象になり、求心力が弱まってしまう。

 また、広末は過去に「朝帰り&タクシー無賃乗車の大奇行」などと報じられ、「プッツン女優」の汚名を着せられたことがあった。過去に結婚していた元モデル男性の交友関係などをスキャンダラスに報じられたこともあり、一時はメディア露出が激減したこともあった。さらに、2014年には俳優の佐藤健との不倫疑惑が伝えられ、清純派イメージ崩壊の危機にも陥った。

 普通ならどれも致命傷になりかねない騒動だが、本人の魅力と事務所のサポートによって広末は見事に復活。現在も放送中のドラマ『桜の塔』(テレビ朝日系)での好演が高く評価され、演技派女優へと脱皮しようとしている。

 指摘のとおり、一時期の「プッツン女優」状態から広末を再生させた事務所の手腕は相当なもので、唐田の復帰も可能なように思えてくる。

 しかし、これにもネット上では「唐田えりかと比べると、広末涼子は別格すぎでは…」「まだそれほど大きな実績のない唐田さんと超売れっ子だった広末さんを同列に語るのはモヤっとする」「プッツンは本人の勝手だけど、3年も不倫していたのは嫌悪感が半端ない」と、辛口コメントが相次いでいる。

 実際、広末が「プッツン女優」などと呼ばれてスキャンダルを連発していた時期にも世間にこれほどの拒絶反応はなかった。フラームのトラブル対応力の高さは間違いのないところだが、唐田のケースは一筋縄ではいかない超S級の「難物件」といえそうだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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