ベッキー、騒動から5年たっても「許されていない」という過酷な現実… 「ママタレ枠で再ブレイク」に大きな課題

斉木順

 今月14日に放送されたバラエティー番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で第二子の妊娠を公表したタレントのベッキー。4月から産休に入るようで、復帰後は本格的な「ママタレ」枠での活躍が期待されている。ところが、その青写真に不安の影を落とすランキング結果が発表されていたようだ。

 2016年にロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカルで当時は妻帯者だった川谷絵音との不倫が発覚し、猛烈なバッシングにさらされたベッキー。だが、2019年1月に元プロ野球選手で現在は巨人の三軍野手総合コーチを務める片岡治大氏と結婚し、翌年3月に第一子を出産するなど落ち着いた幸せをつかんだ。

 30日付の「NEWSポストセブン」(小学館)は『第二子妊娠のベッキー、「ママタレ枠」で再ブレイクはあるのか』と題し、遠くない将来にベッキーがママタレ枠で再ブレイクする可能性があると伝えている。

 最近の芸能界の「ママタレ枠」は、かつて圧倒的な支持を誇っていた小倉優子や木下優樹菜らが私生活のトラブルなどで凋落。それに代わり、北川景子や杏、仲里依紗ら女優たちが「あこがれのママタレ」として人気を集めている。言い換えれば、ベッキーのようにバラエティーで活躍できるタレントの「ママタレ枠」は比較的手薄といえる。

 騒動以前はバラエティーで見ない日はないほど活躍していたベッキーなら、トークの上手さは折り紙付き。騒動のマイナスイメージは大きかったものの、現在は愛すべき夫と子どもに囲まれ、第二子も授かったことで「幸せな結婚生活」を順調に送っているという“あこがれ要素”もある。

 まさに次期ママタレ女王の有力候補になりそうな気配だが、まだまだ世間から「許されていない」という現実を突きつけるアンケート結果が発表されていた。

 週刊誌「週刊女性」4月6日号(主婦と生活社)が主婦1000人を対象に調査した『ギャップがエグかった!芸能人不倫ランキング』を掲載しており、ベッキーがワースト2にランクインしてしまったのだ。

 圧倒的な票数で1位になったのは、現在も不倫疑惑と離婚問題の渦中にある元卓球女子日本代表の福原愛。だが、福原の場合は最近の騒動なので票が集まりやすかったという背景があり、騒動から5年も経過しているのに2位になってしまったベッキーは「実質1位」とみることもできる。

 3位以下で100票以上を獲得しているのは、3位の東出昌大と4位の瀬戸大也だけ。5位のアンジャッシュ・渡部建ですら55票しかないが、ベッキーは187票も獲得してしまった。

 主婦にとってベッキーの「ゲス不倫」騒動は忘れがたいものがあるようで、実はテレビで第二子の妊娠を公表した際にもSNS上で騒動を蒸し返され、バッシングが再燃していた。騒動当時に神妙な面持ちで釈明会見をしながら、その裏で「友達で押し通す予定!笑」などとLINEでメッセージを送っていたために「腹黒」イメージがついてしまったことが大きく影響しているようで、その印象が消えないようだ。

 それでも普通なら5年もたてば許されそうなものだが、ランキング結果は非情な現実を浮き彫りにしている。なかなか消えないマイナスイメージをどう払拭するのか……ベッキーがママタレ枠で活躍するためには、避けて通れない課題となりそうだ。
(文=斉木順)

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 雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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