“不謹慎ギリギリ”の笑いから感動の展開に! 『俺の家の話』第9話への声

佐久間泰造

 TOKIO・長瀬智也が主演を務める連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第9話が3月19日に放送され、平均視聴率は7.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.6ポイントダウンとなってしまった。

 家族に内緒で覆面プロレスラー・スーパー世阿弥マシンとして活動しつつ、能楽の人間国宝である父・観山寿三郎(西田敏行)の介護と『観山流宗家』の跡取り修行に奮闘する主人公・寿一(長瀬)の姿を描いた同ドラマ。

 前回、認知症の症状が悪化したことでグループホームに入所することになった寿三郎だが、過去の女癖の悪さについて、寿一の妹の舞(江口のりこ)や腹違いの弟・寿限無(桐谷健太)が不満を抱き、観山家から距離を置くことに。さらに、寿三郎の婚約者で介護ヘルパーの志田さくら(戸田恵梨香)との恋愛関係に発展した寿一に対し、さくらに想いを寄せる弟の踊介(永山絢斗)が激怒したため、こちらも仲違いすることになってしまった。

 そうして観山家は離散状態となってしまったのだが、寿三郎が退屈に耐えきれずグループホームから抜け出し、家に到着した途端に脳梗塞で倒れ危篤状態に。これをキッカケに離れていた家族が集まり、寿三郎を死の淵から蘇らせるべくエールを送る展開となったのだが……。

 孫の長田大州(道枝駿佑)が“ガールズバーに連れて行ってくれる約束をした”と呼びかけるなど、艶っぽい話をすると寿三郎の心電図の波形が上昇し、一方で都合の悪い話題が出るとその逆の反応を示すなど、まるでコント状態。

 ところが、寿三郎の女癖の悪さについて舞が恨みつらみをぶちまけ、「地獄(行き)確定だから。それが嫌なら目を覚まして!」と涙ながらに訴えたことをキッカケに、家族それぞれが寿三郎への感謝や後悔の想いを吐露する展開となり、「不謹慎ギリギリの笑いからの落差が凄い!」「一瞬で雰囲気がガラリと変わった」などと、観山家の熱演ぶりに感動させられる視聴者が続出した。

 そんな家族の愛情に支えられ、寿三郎は奇跡的な生還を果たすも、どうやら寿命は長くない様子。次回でついにラスト、最後まで涙あり笑いありの展開になることを期待したい。
(文=佐久間泰造)

<プロフィール>
高校卒業後、劇作家を目指し上京。舞台、映画、ドラマのレビューを中心にエンタメ系ライターとして活動中。メタボがちょっぴり気になる30代独身男。

“不謹慎ギリギリ”の笑いから感動の展開に! 『俺の家の話』第9話への声のページです。エンタMEGAは、エンタメアイドルの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!