松本まりか、“人間の限界超え”を吐露… 山田孝之が心配する多忙ぶりも前向きな姿勢に絶賛の声

大西かずや

 女優の松本まりかが3月18日発売の雑誌「週刊文春」(文藝春秋)の巻頭グラビアに登場。インタビューでその多忙ぶりを明かし、ネット上で驚きの声が広まっている。

 現在36歳の松本は、2000年に放送された連続ドラマ『六番目の小夜子』(NHK)でデビューするも泣かず飛ばずの日々が続き、18年に放送された連続ドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日)での“あざとカワイイ”キャラが注目され、ようやく日の目を見ることに。以降、引っ張りダコ状態となっているのだが……

 デビューからの20年間よりも「この8ヶ月間の仕事量のほうが多かった」というほどの“特需”となっているようで、昨年の活動を振り返った際は「この忙しさは、人間が耐えられるレベルの忙しさではない……! って思いました(笑)」とも語っている。

 昨年末には『壊』という一文字をツイートし、ファンを心配させたこともあった。その多忙ぶりは同業者の不安をも煽るレベルだったらしく、今年2月放送のドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)に出演した際は、松本のデビュー作で共演して以降、親交が続いている山田孝之のコメントが話題を呼んだ。

 山田自身も第一線で活躍する売れっ子の俳優だが、松本の激務ぶりに「もうやめな、カラダ壊すよ?」と声をかけたこともあるのだとか。山田は続けて、「これも重く取っちゃうんだよなぁ、まりかは。心配かけてる、みたいな」とも語り、生真面目な松本のことを気にかけている様子だった。

 しかし、「週刊文春」のインタビューで松本は「十代、二十代の一番輝ける時期を輝けないで過ごしました」と振り返っている。長い下積みを経験したことが現在の頑張りに繋がっているのだろう。

 そんな辛い時期を乗り越えたことで「苦しみ、もがいている人の気持ちがよく分かる」とも語っているが、かつての松本のように結果が出せず悩む同業者にとって、その活躍ぶりは励みになっているのではないだろうか。

 「きつかったけど、走り切った」という昨年のハードワークを経て、今年に関しては「本当に自分がやりたいことと向き合う、私自身のリボーンの年」と位置づけているとのこと。

 4月10日からスタートする連続ドラマ『最高のオバハン』(東海テレビ)では、珍しくコミカルな作品に挑戦し、自身初という“平凡で地味なキャラクター”を演じるとのことで、新たな魅力が開花し、さらなる需要アップとなるかもしれない。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
 大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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