仲里依紗、「主婦の愚痴」語るYouTube動画に共感の声! 自然体の「セルフプロデュース」が最大の強みか

山岡四郎

 女優・仲里依紗が13日、自身のYouTubeチャンネルに新たな動画を公開。サムネイルには「正月太り解消したかった」の文字と共にスポーツジムでワークアウトに励む仲の姿が映っているが、その内容は愚痴をこぼしたり食べ物の誘惑に負けたりとかなりコミカルな出来映えで、視聴者からは共感の声が多く上がっている。

 この動画で共感を多く集めたポイントは、主婦としての悩みを語っている点だろう。玉子焼きを作った際に余る部分を例に出し、もったいないからと「お母さんが食べてしまう羽目になるよね」と仲は話し、さらにそうすることで食欲が増してしまい太ってしまうとコメント。また、「ひとりとかふたりとか、それぐらいの量を作るのってけっこう大変」と、つい多めに作ってしまう悩みも吐露すると、自炊についての愚痴が止まらなくなってしまうひと幕もあった。

 ネット上ではこうした仲の正直な発言に、「もったいないから食べちゃう。あるあるすぎる!」「母親になると食べ残しの処理をしちゃう」「子供って毎回食べる量違うし、なるべく残さないよう作るけど。残ったら自分で食べちゃいますよね」など、特に主婦層から賛同する声が多く上がっている。

 もっとも、仲は主婦層だけに支持されているわけではなく、主婦ネタ以外を取り扱った動画の再生回数が100万回を上回ることも多い。最近ではアウトレットの爆買い動画が220万回、妹とのドライブ動画も101万回再生を記録している(15日時点)。

 チャンネル登録者数100万人を超える仲だが、自由で自然体のスタイルがウケているというのも、彼女のYouTube動画が幅広い層から支持を集めている理由のひとつだろう。テレビや映画で観る姿とは違って、低い地声で喋り、すっぴんや部屋着で登場するのも当たり前。時にアニメキャラのコスプレや、ねずみのコスプレ風全身タイツ姿を披露することもある。

 こうした“自由”さは、仲が撮影から編集まで自ら行っていることも強く影響しているようだ。昨年8月に公開されたSpotifyオリジナルポッドキャスト番組『kemioの耳そうじクラブ』にゲスト出演した仲は、「(他人に編集されると)気を遣われそうと思って。自分でやった方がバンバンやれそうだから、バンバンやっちゃった!」「(テレビなどの映像媒体では)誰かに編集して頂いたものが放送されてるから。それと同じになったら、わざわざYouTubeで見なくてもいいんじゃないかなと思って。だから、自分でやってみようって感じ」と、制作を自ら行う理由を説明していた。「仲がやりたいこと」が素直に反映されているがゆえに、視聴者にも響く動画になっているのだろう。

 仲同様に自ら撮影・編集している女優・本田翼のYouTubeチャンネル「ほんだのばいく」も登録者数221万人と大人気。タレント・指原莉乃も「ファンの方に喜んでもらえる番組を」という理由で「さしはらちゃんねる」を先日立ち上げたばかりだが、自ら編集する方針のこのYouTubeチャンネルで現在までに公開された動画は2本とも再生回数100万回超えという順調な滑り出しを見せている。

 芸能人のYouTube進出が続いているが、タレントの意志が強く反映されているからこそ、テレビなどでは得られない価値が生まれる。今後はセルフプロデュースできるタレントがYouTubeで人気を集めていくのかもしれない。

(文=山岡四郎)

<ライタープロフィール>
 お笑い芸人を志して養成所に通うも数回通って挫折。その後雑誌編集を経て現在はフリーライターおよびデザイナーとして活動中。芸能界が好きすぎて一日中テレビを観ながらYouTubeを観ています。

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