自粛生活で読書ブーム再来? 2000冊以上の読書歴を持つ又吉直樹おすすめの小説3作品

編集部

「「トロツコ」芥川龍之介(青空文庫等)

 小田原〜熱海間の鉄道沿いを舞台に、「トロッコ」に乗りたい少年の姿が描かれた、10ページ足らずの短編小説。2009年には同作をモチーフにした映画が公開された。

【読みどころ】
 又吉は中学生の頃、教科書に載っていた同作を読んだことがきっかけで、読書にはまったという。芥川作家を生み出したのは芥川だったのだ。この小説の凄いところは、ただ「子供の頃の怖かった思い出」で終わるのではなく、ラスト1段落で大人になってからの心境とリンクさせているということ。漠然とした寂しさや虚しさは、成人しても結婚しても、一生感じるものなのかもしれない。

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