芸人支援金だけではないマセキ芸能社のホワイト企業ぶり

編集部

 ウッチャンナンチャン、出川哲朗、ナイツらが所属する「マセキ芸能社」が、所属芸人に支援金を複数回にわたり支給したと『女性セブン』(6月18日号・小学館)と同誌のウェブサイト「NEWSポストセブン」が報じている。同社所属の若手お笑いコンビ「あきげん」の秋山よしとは、5月22日のTwitterで明細画像とともに支給を報告。内訳には「社長より新型コロナのイベント等中止による給付金」に加え扶養家族分も記載されていた。

 コロナで仕事がなくなった芸人に対する各事務所の対応では、吉本興業が自社運営劇場の出演者にギャラの半分を補償し、月亭方正、たむらけんじらから驚きの声があがった。吉本とマセキの給料は完全歩合制が基本。普段はシビアな事務所が見せた“粋な計らい”に注目が集まった。特に扶養家族のことまで考えてくれるマセキは、かねてより芸人にとって居心地の良い事務所とされ、ギャラ事情も高待遇のようだ。

「お笑い事務所の代表格といえば吉本興業ですが、昨年の闇営業問題で明らかになったように所属芸人が約6000人もいるため激しい競争があります。さらにギャラの取り分は芸人1、事務所9と言われるほどシビアだと所属する芸人がよくネタにしています。

対して関東の老舗とも言えるワタナベエンターテインメントは、マスコミとのコネクションが強いためテレビなどには出られるようですが、ギャラの取り分は一般タレントの場合の半々に比べ、お笑いは芸人3、事務所7と厳しい割合だと言われています。

マセキ芸能社は、ギャラの取り分こそ明らかになっていませんが、過去にナイツの塙宣之が2017年出演の深夜番組『マヨなか笑人』(読売テレビ)で、各事務所が持ち回りで担当するライブ仕事で、吉本担当の時は『10分の1くらいのギャラだった』と暴露しています」(芸能関係者)

 塙の言う通り、ひとつの仕事でギャラが10倍も違うならば最終的な金額は言わずもがな。今回の対応でマセキ芸能社の“ホワイト企業”ぶりが明らかになったと言えそうだ。
(文=相川ナロウ)

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