(3)「鋼の錬金術師」(2003〜2004、2009〜2010など)マース・ヒューズ役
錬金術が存在する世界で「禁忌」をおかした兄弟が、自分の肉体を取り戻す旅をするダークファンタジー。藤原さんは子煩悩で優しく、でも頭が切れる軍人・マース・ヒューズ役。明るいキャラクターだが、作品としては悲劇的な役回りであり、そのギャップに多くの視聴者がショックを受けた。これも、藤原さんの抑揚のある演技のたまものだろう。
もちろんこれらは藤原さんの活躍を知ることができる作品のごく一部で、視聴者一人ひとりに「おすすめの藤原啓治出演作」があるに違いない。
藤原さんはこの世を去ったが、作品は永遠に残り続け、また「会う」こともできるのだ。