中田英寿「サッカー指導者興味なし」どこ行くの? 日本代表低迷真っ只中も我関せず

編集部

 元プロサッカー選手・中田英寿が来月1日付で立教大学経営学部の客員教授に就任することがわかった。サッカーとは全く別の道を歩み続けている中田に、もうサッカーは見えていないのだろうか。

 中田が大学で講座を持つことは初めてのこと。「日本文化の世界戦略」と題した講座を9月から半期14回にわたり開講する。講座では、「日本酒」「食」「工芸」のジャンルをテーマに、伝統産業の再生や新規ビジネス創出の手法などを学生と議論するような思考力、実践力を養う内容になるそうだ。

 中田といえば、2006年に29歳の若さで電撃引退。その後の中田の選択はコーチや監督を務めることではなく、旅に出るという意外なものだった。海外を転々と渡り歩き、世界の問題点をできることから解決しようと一般財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」を設立するなど、サッカーとはまるで異なる道を歩み出した。

 さらに2009年に帰国も、日本国内を放浪し、神社仏閣、伝統工芸の職人、農家、酒蔵などを訪ねて話を聞くおもしろさに目覚め、伝統文化・工芸等を支援するプロジェクト「REVALUE NIPPON PROJECT」を始動させた。今回の大学教員への起用もこうした中田の活動が起因しているのだろう。

 そんな中田は一昨年、Number Sports Business Collegeの講師として「指導者は辛いですよ。僕は、選手がどれだけ監督の言うことを聞かないかを知っていますから(笑)。僕は小学校の頃から自分の意見を言う子供だったんで。これまでの指導者全員と言い争いをしています」と語り、将来的にサッカーの指導者の立場に立つことを否定している。

 アジア選手権では1勝もできず、史上初の1次リーグ敗退を喫するなど危機的状況に陥っているサッカー日本代表(U-23)。そんな日本代表に脇目を振らず、己の道を邁進する中田はもはや清々しい。

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