中井貴一「脱キムタクが待ちきれない」正当リメイクに映画ファン歓喜? 「華麗なる一族」4度目の映像化に期待集まる

編集部

 山崎豊子の代表作「華麗なる一族」が、主演に中井貴一を迎えて4度目の映像化だ。

 2021年、WOWOWで『華麗なる一族』が連続ドラマ化されることが決まった。1973年に出版された同作は、高度経済成長の時代を舞台に、富と権力を追い求める人びとの野望と愛憎を描いた長編小説。過去に1度の映画化、2度のテレビドラマ化がされており、特に2007年に木村拓哉主演で制作されたテレビドラマは記憶に残る人も少なくないだろう。最終回の視聴率は、JNN各局で開局以来の記録を塗り替え、前年のNHK紅白歌合戦も抜いたことでも大きな話題となった。

 人気の一方で、木村主演のドラマ化に不満を抱いていた原作ファンも少なからずいた。どの作品にも言い得ることだが“ザ・キムタク”になりがちな木村の演技に、原作を汚されたと感じた人も少なくないだろう。ドラマが小説の主人公・万俵大介ではなく、息子の鉄平を主人公に描かれていたことも、違和感を残した一因だったのかもしれない。

 今回の映画化は小説と同じ万俵大介が主人公であり、主演は中井貴一が務める。中井といえば、シリアスな役柄からコミカルな役柄まで幅広く演じられる、日本を代表するベテラン俳優だ。キャリアも申し分なく、重みのある役柄にも十分な実績がある中井なら、と安心感を持って見られる気持ちもよく分かる。

 ネット上には「中井貴一さん…うんうん素敵」「おぉ~っ♪て感じ」「中井貴一さん演ずる万俵大介見たすぎるなぁ」と、中井のキャスティングに納得の声が相次いだ。また、「大介メインのストーリーなのね」と原作沿いのストーリーであることに安心したような投稿も。

 もちろん映像化にあたっては、新しい解釈や表現のおもしろさもあるが、原作が偉大なだけあって、どの程度寄り沿ったものであるかもファンにとっては気になるポイントなのだろう。いずれにしても、名作の映像化は楽しみなものだ。来年まで待ちきれない。

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