ただ、当然チームが南野に魅力を感じたからこその獲得。リヴァプールの場合、リーグ戦やチャンピオンズリーグの他にも数多くのカップ戦で勝ち上がっているだけに、試合スケジュールは非常にタイトだ。選手は基本的にローテーションで試合を担当し、そこに南野が割って入るチャンスがある。
南野出場のカギを握るリヴァプールのユルゲン・クロップ監督は「ものすごいニュース、素晴らしい契約だ。本当に、本当にうれしく思う」と大歓迎の様子。かつてドイツのドルトムントで香川真司と師弟関係にあった名監督だけに、テクニカルな日本人選手へのイメージはいいはずだ。
「(南野)タクミは非常に素早く、非常に賢い選手。彼はボールに対して勇敢だが、ボールがなくても勇敢な、とても優秀なチームプレーヤーだ。彼はチームの利益のために最善を尽くすことができる」
そうクロップ監督から期待を寄せられている南野。チームに合流する来年1月1日の4日後には、さっそく国内カップ戦が控えている。欧州王者でレギュラー奪取を目指す南野にとっては、最初のチャンスになるかもしれない。