「新しい地図」の稲垣吾郎が来年1月1日に放送されるNHK Eテレ『100分deナショナリズム』で司会を務めることが明らかになった。
稲垣が同局の地上波の番組に出演るのは、ジャニーズ事務所退所後、初めて。同番組は、古今東西の“ナショナリズム論”をテーマに、大澤真幸氏、中島岳志氏、島田雅彦氏、ヤマザキマリ氏と共に難解な著書を読み解いていく内容だという。
「新しい地図」のメンバーである稲垣、草なぎ剛、香取慎吾は、ジャニーズ事務所退所後、テレビ露出が激減。長らくテレビのレギュラー本数はゼロだ。
「公正取引委員会による“ジャニーズ注意騒動”の直後は、ワイドショーで稲垣の記者会見の模様が大きく取り上げられたり、『スッキリ』（日本テレビ系）に香取が生出演するなど、民放テレビ局が一斉に“忖度してませんアピール”をしていましたが、このときだけだった。『新しい地図』の主戦場は依然としてネット番組、舞台、映画、以前と変わりありません。
ただ、NHKは別。Eテレは最近、又吉直樹やカズレーザーをはじめ、インテリ系のメジャーなタレントを積極的に起用している。読書家として知られる稲垣だけに、レギュラー番組に起用される可能性もありそう」（記者）
民放では見る機会があまりなくなってしまった『新しい地図』のメンバーだが、来月19日には草なぎとユースケ・サンタマリアによるレギュラーバラエティ番組『なぎスケ！』がAmazon Prime Videoでスタート。『「ぷっ」すま』（テレビ朝日系）でお馴染みの“なぎスケ”コンビが1年9カ月ぶりに復活するという。
「『なぎスケ！』は、司会の2人のみならず制作会社も共通する後継番組。1998年から実に20年も続いた『「ぷっ」すま』ですが、『新しい地図』始動後、半年もたたないうちにあっさり終了し、テレ朝がジャニーズ事務所に忖度したのは明らかでした。すでにAbemaTVの顔となっている『新しい地図』ですが、今後、Amazon Prime Video以外にも新たなネットメディアに進出しそう。これも、民放から爪弾きにされた結果でしょう」（同）
ジャニーズにとってニッチな場所を狙い活動を続ける「新しい地図」。ファンとしては「もっとテレビに出てほしい」というのが本音だろうが……。
