流行語大賞「大人の忖度」で選出されず? 「あおり運転」「NHKをぶっ壊す!」除外に疑問の声……

編集部
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 今月6日、今年最も話題となった言葉を選ぶ『現代用語の基礎知識選 2019ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート30語が発表された。

 毎年、あらゆるジャンルから選出される同大賞。若者の間で爆発的ヒットを呼んだタピオカを“食べる”という意味で使用する「タピる」をはじめ、先日初の8強入りを果たしたラグビー日本代表のスローガン「ONE TEAM」が選出されるなど、今年も世間を賑わした注目のワードが並んだ。

「ノミネートに選出された言葉の中でも、やはりラグビー関連は多く『ONE TEAM』『にわかファン』『笑わない男』『ジャッカル』『4年に一度じゃない。一生に一度』と5つも選出されています。確かに日本中を大いに盛り上げた歴史的快挙ですし、前向きな言葉の方がイメージ的に良いですからね。

ネガティブワードで選出されたのは、吉本興業の芸人らによる騒動『闇営業』や、池袋の交通事故で未だに逮捕されていない飯塚幸三元院長を揶揄した『上級国民』ぐらいでしょうか」(記者)

 比較的にポジティブな言葉が選ばれやすい『新語・流行語大賞』。だが、その中には「本当に流行語だった?」と思ってしまうワードも。

 ヒール・パンプス強制への反対運動「#KuToo」や、肉のおいしさを表現する「肉肉しい」などあまり聞き慣れない言葉も選出されている状況。ネット上では「ある意味絶妙なチョイスだな」「やや不自然」と疑問の声も浮上している。

「埋め合わせで当たり障りのない言葉が選出されている印象が強いです。何と言っても、悪質な運転で多くの死傷者を出した『あおり運転』や、参院選で一躍脚光を浴びたN国党のスローガン『NHKをぶっ壊す!』が選出されていませんからね。まあ、世間への衝撃は大きかったですし、大人の事情もあったのでは?」(芸能ライター)

 何かしらの“忖度”が見え隠れする『2019ユーキャン新語・流行語大賞』。来年度は誰もが納得するワードを選出してもらいたいものだ。

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