『グッとラック!』打ち切り必至、TBS「短命番組」の歴史

編集部

 立川志らくの新番組『グッとラック!』(TBS系)の視聴率低下が止まらない。

 満を持して始まった9月30日の初回放送は2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区平均・以下同)からはじまり、10月9日には1.9%と1%台を記録してしまった。視聴率の測定は1%を割り込むと、測定不能として米印表示となってしまう。

 もともと平日午前中のワイドショーは、極楽とんぼの加藤浩次に、人気アナウンサーの水卜麻美を加えた、『スッキリ』(日本テレビ系)、小倉智昭のほか、石黒賢、古市憲寿などサブキャスターで強化された『情報プレゼンターとくダネ!』(フジテレビ系)、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)と人気番組がならぶ。この並びで、TOKIOの国分太一と真矢ミキの前番組『ビビット』(TBS系)も苦戦していた。

 ただ、注目度の高い志らくを投入しても『ビビット』以下の視聴率とあっては、番組刷新の意味がないだろう。そのため、早期打ち切りの可能性もある。

「もともとTBSは、朝から昼にかけての午前中は魔の時間帯として苦戦していましたからね。1996年から2014年までは脱ワイドショーとして『はなまるマーケット』が放送されていましたが、その後にはじまったワイドショー『いっぷく!』は、わずか1年で打ち切り。国分太一をそのまま起用し『ビビット』がはじまるも、視聴率の苦戦は続きました。お昼の時間帯も2009年に『ひるおび』が始まる前は、90年代から00年代にかけては、タモリの『笑っていいとも!』(フジテレビ系)や、みのもんたの『午後は○○おもいッきりテレビ』(日本テレビ系)とオバケ番組に囲まれ、5ヶ月で打ち切りとなった伊集院光の『素敵な気分De!』、4ヶ月打ち切りの『おサイフいっぱいクイズ! QQQのQ』など短命番組が多くあります」(業界関係者)

 短期打ち切りはTBSのこの時間帯の恒例の展開といえるだけに、『グッとラック!』もそうならないよう願うばかりだ。(文=相川ナロウ)

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