“第二の星野源”トリプルファイヤー・吉田靖直とは……音楽にお笑いに躍進続ける要注目人物

編集部

 共感される切り口を探すセンスは、作詞にも活かされていることだろう。

 今月1日、誰もが「あるある」と共感する詩句を競う「共感百景」の20回記念大会が開催され、4人組ロックバンド「トリプルファイヤー」のボーカル・吉田靖直が最優秀共感詩賞を受賞した。キングオブコント覇者「ハナコ」の秋山や、直木賞作家・西加奈子ら、大会に集まった“笑い”や“言葉”のプロを抑えてトップに選ばれたトリプルファイヤー吉田とは、いったい何者なのだろうか・・・。

 共感百景とは、出題されたお題で見た人を「あるある」と共感させる詩句の面白さを競う、お笑いの大喜利にも似た大会だ。過去には吉田と同じミュージシャンの星野源や「博多華丸・大吉」の大吉、「麒麟」川島明など、名だたる面子が受賞した最優秀共感詩賞に、今大会では吉田の「家族」をテーマに詠んだ「頼むから母の作ったチャーハンを食べてくれ」が選出された。さらに吉田はテーマ「味覚」でも優秀共感詩賞に選ばれ、一人で2作品が表彰される大活躍だった。

 実は吉田、トリプルファイヤーでは楽曲すべての作詞を担当する、こちらも“言葉”のプロなのだ。さらには2017年にテレビ朝日「タモリ倶楽部」にすると、タモリも「お笑い芸人になったら成功する」と絶賛。お笑い界のビッグ3も認めるほどのお笑いの才能を発揮した。加えて「共感百景で最優秀共感詩賞を受賞した」「タモリ倶楽部の常連」などの共通点から、吉田はネット上で“第二の星野源”とも言われはじめている。

 吉田とともに登壇したシンガーソングライター・吉澤嘉代子もTwitterで、「吉田さんの感嘆詞は、様々な感情や情景が思いおこされて本当に凄かったです」と、その才能を称賛。大会を観覧したファンからも「もう名人芸」「感覚で理解する人も、論理的に考える人もどちらも支持得られるから凄いですよね」「言葉の紡ぎ方が凄すぎるな。言葉で瞬間を切り取るのが絶妙」など、吉田のセンスをたたえる声が相次いだ。

 吉田はトリプルファイヤーとしても、「銀杏BOYZ」峯田和伸ら同業のミュージシャンからも“気になるバンド”として評価されている。音楽にお笑いとマルチな才能を発揮し、スターへの階段を駆け上がっていく吉田から、今後も目が離せない。

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