爆笑問題ライブ登場のぜんじろう、今のバラエティには不向き?

編集部

 お笑い芸人のぜんじろうが23日に行われた「タイタンライブ」にゲスト出演した。このライブは爆笑問題をはじめタイタン芸人が総登場するライブで、全国の映画館でもライブ中継される人気イベントだ。

 爆笑問題とぜんじろうといえば、この4月に起こった芸歴をめぐる論争も記憶に新しい。ピエール瀧逮捕をめぐる『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、ぜんじろうのツイートが紹介され、太田光が呼び捨てにしたことに「自分の方が先輩」「後輩の太田君」とぜんじろうが噛み付いたのだ。これに太田が激怒し、ラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ系)で直接対決が実現した。ただ、これに関しては爆笑問題の危険な振りを、ぜんじろうが次々と火消しに走り、その姿は「クリンチ」とも言われた。

「ぜんじろうといえば90年代はじめに、ポスト明石家さんまとして大々的に売り出されるも、間もなくテレビの表舞台から消えてしまいました。これは吉本興業が本格的な東京進出を果たしておらず、マネジメント体制が整っていないことと、東京のスタッフもぜんじろうをどう使っていいかわららず持てあましてしまったのが実情のようです」(業界関係者)

 さらに、ぜんじろうは関西芸人の王道として「明るく気さくな人物」キャラであったものの、東京においては「うるさい人」というまったく逆の評価になってしまった。

「明るいキャラで売っていたぜんじろうですが、実際はストイックに芸を追求する内省的な部分もあったようです。神経質な部分がうまく東京のテレビ業界にはまらなかったといえるでしょう。ぜんじろうはその後、アメリカに渡りイチから英語を習得し現在はスタンダップコメディアンとして活躍しています」(前出・同)

 2019年の上半期は何かと話題になったぜんじろうではあるが、こうした経緯もあるため、今後、全国区のバラエティ番組で再ブレークというわけにはいかなさそうだ。もっともぜんじろう自身もそれを望んでいるかもしれない。(文=相川ナロウ)

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