中村七之助「ガンバレルーヤは森三中の二番煎じ」とロケ中にディスる!先人の芸を継承する歌舞伎はどうなるの?
きっと禁酒を“ガンバレナイヤ”なタイプだ。
7日に放送された日本テレビ「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」に登場した、二代目・中村七之助の言動が物議を醸している。中村は共演した女性お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」の2人を、「森三中の芸風をなぞってるだけ」と批評した。番組的に笑いを取りにきた一言なのかもしれないが、“芸風をなぞるだけ”と言うのであれば歌舞伎役者の中村こそ“先代の芸風をなぞっているだけ”ではないだろうか。
番組は「朝までハシゴの旅」のコーナーで、ガンバレルーヤの2人が中目黒を散策する様子を放送。“旦那より兄と仲の良すぎる妊婦さん”や“合コン3次会の男女3人グループ”などが登場し番組を盛り上げた。そして7軒目に入った居酒屋で、偶然中村と友人で音楽グループ「四季彼方」のメンバーmasaに遭遇。中村が登場したときには、ロケ中の時刻は午前4時半を過ぎ外も明るくなっていたタイミングだったが、まさに朝まで飲んでいたようだ。
突然の出演となった中村は、「ガンバレルーヤの大ファン」と公言。さらに酔いも手伝ったのか「よしこと結婚しちゃおうかな」と大胆発言。しかし2人から“好きな女性芸人”を聞かれると「森三中」あと回答。加えて2人を「森三中の芸風をなぞってるだけ」とこき下ろし、「酔っていた」では済まないディスを見舞っていた。
ガンバレルーヤと言えば、田舎っぽさのあるダサいビジュアルと体当たりぶりが魅力で、その芸風はたしかに“森三中と同じ路線”だろう。しかしネットでは、ガンバレルーヤを“ポスト森三中”と評する声も多く、彼女たちは望まれた路線で頑張っている最中だ。翻って中村を見てみると、“歌舞伎”という先人の技能の伝授が第一に求められる業界を背負っている。もし同じ森三中と同じ路線を走ろうとしているガンバレルーヤを笑うのであれば、それはまさに“同じ穴の狢”だと言えるだろう。
中村は2005年にも、泥酔して警官に暴行するなどの警察沙汰を起こしている。今回の“暴言”も酔っての発言だっただけに、酒に飲まれてトラブルを起こすタイプなのかもしれない。中村がまた酔って大きな問題を起こす前に、注意が必要なのではないだろうか。