日テレ社長「ジャニーズ圧力なし」と疑惑否定!ネット民「それなら忖度は?」とツッコミ殺到
本当に“何もない”のであれば、3人を出演させることが一番の証明になるだろう。
29日に定例社長会見を行った日本テレビ社長・小杉善信は、会見の中で同局内での“ジャニーズ事務所の圧力疑惑”を否定した。合わせて小杉社長は、日テレ内での元「SMAP」メンバー・稲垣吾郎・草なぎ剛・香取慎吾の扱いについて「退所前後で変わっていない」と発言している。しかし同局の情報番組「スッキリ」で3人のシーンのみ不自然にカットされ疑惑の目が向けられた過去もあり、発言と実際が一致しない社長会見にネットから疑問を抱く声が相次いだ。
日本テレビの小杉社長は29日、今年6月の社長就任以来初となる定例社長会見に出席した。会見で小杉社長は、今月17日にNHKが報じた「ジャニーズ事務所による元SMAP3人の出演への圧力疑惑」について、「そういった声は聞いていない」と同局の関与を否定。加えて「退所後の3人の扱いは変わっていない」とも述べ、「番組に出てほしい・視聴者ニーズのあるタレントに出演交渉する」と、3人の出演が無い理由を“番組構成上・ニーズ上の都合”であるとした。
しかし日テレは2017年、構成や需要に左右されにくいニュースでも、その年活躍した男性を表彰する「GQ MEN OF THE YEAR 2017」の授賞式に登場した元SMAP3人が露骨にカットされたVTRを放送。3人が“いないもの”のように扱われた編集で、スッキリMCの「極楽とんぼ」加藤浩次が生放送中に「(3人が)出てこないじゃん!なんだよそれ!」と激怒したことが話題となった。さらに今月25日発売の写真週刊誌「週刊文春」では、同番組の“天の声”を担当する「南海キャンディーズ」山里亮太もその日の“忖度”編集に怒りを露わにして、台本に無かった稲垣・草なぎ・香取の名前を生放送で読み上げたと報じている。
小杉社長の“圧力否定発言”が報じられると、ネット上からは「白々しい」「圧力じゃないもんね忖度だもんね」など、納得できない内容の会見に批判が続出した。さらに「CMには出てるのに番組に出ないのはおかしいだろ」と、3人のアンバランスなテレビ出演の現状を疑問視する声や、「『やってない』じゃなくて『聞いてない』だからね。担当者に責任丸投げ」といった「報告が社長まで届いていなかった」ことにするつもりではないかと指摘する意見も見られた。
公正取引委員会が“注意”で終えたということは、ジャニーズからの“圧力”について具体的な証拠は出てこなかったようだ。しかしこの一件が報道されたことで、今後3人に対するテレビ業界の態度が変わってくる可能性も低くはない。「『ぷっ』すま」や「SmaSTATION!!」など、3人の退所以降惜しまれながら終了した人気番組の復活もあり得るかもしれない。