高校野球「金足農贔屓」の陰で、傷ついている球児がいることを忘れるな!偉業を成し遂げた大阪桐蔭に、芸能界から同情の声

編集部
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 高校生相手に、大人がこれほど贔屓するようでは世も末だ。

 近年稀に見る盛り上がりとなった第100回全国高校野球選手権大会が幕を閉じて数日。世間はいまだに“ニューヒーロー”の動向に注目し続けている。

 その渦中にいるのが、準優勝を果たした金足農野球部。“雑草軍団”と称する秋田県の公立高校は、本大会で破竹の勢いで強豪校を次々と破り、秋田県民だけでなく全国民に勇気と感動を与えた。この快挙はテレビやネットニュースで連日取り上げられ、学校に多くのファンが押し寄せる事態にまで発展している。

 なかでも、エース吉田は豪快なピッチングもさることながら甘いルックスで世の女性を魅了。プロ挑戦かそれとも大学進学か、今後の進路に注目が集まる、まさに“ハンカチ王子2世”ともいえる存在になっている。

 ただ、金足農フィーバーの陰で“悲しい思い”をしている若者たちがいることを忘れてはならない。史上初の春夏連覇を成し遂げた大阪桐蔭野球部である。金足農との決勝戦前には、強すぎるゆえにあからさまな金足農を応援する報道が繰り返され、大阪桐蔭メンバーは相当なプレッシャーがかかっていたに違いない。それを撥ね除けての圧勝劇は、もっと称賛されるべきことではないだろうか。

 芸能界からも大阪桐蔭に対する同情の声がちらほら。23日のイベントに登場した出川哲朗は「金農も頑張ったけど、大阪桐蔭をもうちょっと取り上げてあげてほしい。2連覇2回はあり得ないんだから」と気づかう一幕も。カンニング竹山は、あえて金足農の凱旋VTR後に「大阪桐蔭も立派だと思うんですよ。本人たちは、やりにくい空気あったかもしれないじゃないですか。でも実力出して、いいゲームを見せてくれて、強いチームをちゃんと見せてくれた」とコメントするなど、度が過ぎる金足農贔屓に対して一石を投じているかたちだ。

 甲子園で優勝したチームも、予選で負けたチームも頑張ったことには変わりない。それを偏ることなく褒め称えるのが大人の役割ではないのだろうか。このえこ贔屓に満ちた社会では、並々ならぬ努力を積み重ねて優勝を果たした大阪桐蔭が不憫でならない。

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