高校野球大阪桐蔭優勝で「球場シラケ」ムードは問題か……「ヒール」を生んでしまう状況に問題は

編集部
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 21日に開催された高校野球決勝・秋田の金足農業対北大阪の大阪桐蔭の試合は、大阪桐蔭が金足農業を13-2と圧倒。史上初の2度目の春夏連覇を達成した。

 圧巻の強さだった。初回から金足のエース・吉田を打線が切り崩し、本塁打も絡めて中盤で試合を決めた。エース柿木も一切流れを渡さず2失点完投。絶対王者として堂々の連覇を決めた。

 あまりの強さに多くの視聴者が言葉を失ったかもしれないが、どちらかというと、史上初の偉業にも現地・甲子園球場の盛り上がりは今ひとつだったようで……。

「大会を通して、話題は金足農業が独り占めでしたからね。決勝の観客もその多くが、金足がこれまで積み重ねてきた『ミラクル』に期待していた部分はあると思います。実際に点差がつく前から歓声には差がありました。

無論、観客なのでどうしてもどちらかのチームに『肩入れ』する部分はあると思います。『公立』『強豪をミラクルで次々撃破』『エースが獅子奮迅』と、超がつく強豪である大阪桐蔭に挑む金足農業を応援してしまうのは必然ともいえるかもしれません。

ただ、同じ高校生同士でここまで差があるのもどうなのか……と思ったのも事実です。結果的に『ヒール』になってしまうわけですからね。その状況を跳ね返ししっかり勝利した大阪桐蔭の選手たちは本当に強い、立派だと思いました」(記者)

 大阪桐蔭の優勝決定後も、やはりどこか静かだった甲子園球場。それだけ金足農業が心を打つ試合を積み重ねてきたということなのだろうが、史上初の2度目春夏連覇を素直に称えるべきだろう。

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