「文化放送×長良グループ ジョイントLIVE」が開催

編集部
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  水森かおりや氷川きよしなど演歌歌手や俳優・タレントが所属する長良グループと、文化放送がタッグを組んで企画された「文化放送×長良グループ ジョイントLIVE」が24日から26日までの3日間、東京・浜松町の文化放送メディアプラスホールで開催された。

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  初日の24日は、水森や氷川のコンサートツアー、イベントなどで司会を長年務める西寄ひがしによる「西寄ひがしトークライブSPECIAL in JOQR」を開催。

  西寄の身近で起こるエピソードや、“西寄語り”を披露するこのトークライブはレギュラー公演5回と番外編2回を合わせて今回が通算8回目。
  チケットは一部、二部ともにソールドアウトし、会場の文化放送メディアプラスホールは超満員となった。

  ステージに登場した西寄は、今回の公演のテーマ「家族」にちなみ、日頃お世話になっている身近な方々への感謝の言葉でイベントをスタート。
  西寄と母との間で交わされたイベント当日の朝の会話や、主治医とのエピソードなど、前説にも関わらず次々と飛び出すネタで会場の笑いを誘った。

  30分に及んだ前説の後は、西寄のトークライブではおなじみの、客席に配布された「ネタ帳」パンフレットに書かれた35個の題目の中から、客席からのリクエストでネタを披露するコーナーへ。
  日頃世話になっているスタッフからコンサート会場で出番直前に受けた仕返しに関するエピソードを披露し、会場は大盛り上がり。

  その他、西寄が付き人時代にしたという言い間違いのエピソードや、音響スタッフ時代のエピソードなどが次々に披露され、会場は盛り上がった。

  後半は、実話をもとにした物語を西寄が語るコーナー「西寄語り」の第4弾。
  曲がったことが大嫌いな職人の父、勝と演歌歌手を志す一人娘、広海の絆を描いた新作「父娘(おやこ)の演歌道」を初披露。
  前半とは打って変わった静けさの中、客席は真剣に西寄の語りに耳を傾けた。
  途中、随所にちりばめられた西寄の小ネタに笑いが起こる場面もあったが、1時間に及んだ物語の最後には涙を流す人も現れ、会場は感動の拍手に包まれた。

  終演後は来場者一人ひとりを丁寧にお見送りし、写真撮影やサイン、握手にも笑顔で応じた。
  なお、来年1月からは、西寄初のトークライブ全国ツアーの開催が決定。 来年1月14日の大阪・ABCホールを皮切りに、2月9日の東京・木馬亭、2月24日の福岡・福岡サンパレスホール大練習室、2月28日の愛知・愛知県芸術劇場小ホールの全4ヵ所でトークライブを開催する。

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  2日目の25日は、新世代歌謡グループ「はやぶさ」の「はやぶさ展望ライブだよ!~Y・H・S 3MAN~」と、平均年齢12歳の「民謡ガールズ」による「みんガル♥ドリーム・パラダイス!~あなたが選ぶベスト10ライブ~」が開催された。

  午前12時から行われたライブ「はやぶさ展望ライブだよ!!~Y・H・S 3MAN~」は、ヤマト、ヒカル、ショウヤそれぞれのソロコーナーに重点を置いたライブ構成で、今回で3回目の開催となり、会場には多くのファンであふれた。

  ライブは最新曲『未来はジョー!ジョー!』でスタート。
 
  ソロコーナーの1番手はヤマト。赤ジャケットに黒ズボンというシックな衣装で登場すると、桑名正博の名曲『月のあかり』を自身のギター弾き語りで歌唱し、大人びた低音ボイスを響かせてファンを魅了した。
  「最近宝塚にハマっている」というヤマトは、宝塚歌劇団の楽曲『ばらベルサイユ』を、オスカルとアンドレの想いが通じ合う場面の寸劇に続けて初披露。
  “シャンシャン”と呼ばれる小道具を手に宝塚風に歌い上げて、会場を盛り上げた。
  続いて、やしきたかじんの『大阪恋物語‛96』を歌唱した後は、今年亡くなったというヤマトの父親が、若い頃によく歌っていたという河島英五の『野風増』をギター弾き語りで披露。
  最後は大好きな石原裕次郎の名曲『今宵もそっと』をムードたっぷりに歌い上げた。

  ショウヤのソロパートは話題となったアニメ映画「君の名は。」のエンディングテーマで「RADWINPS」の『なんでもないや』からスタート。
  子供たちも来場しているということで、童謡『どんぐりころころ』を来場者と一緒に歌った後は、尾崎豊の名曲『僕が僕であるために』を力強く熱唱した。
  続いて森山直太朗の『生きてることが辛いなら』を披露し、最後にショウヤが「尊敬するアーティストの1人」という玉置浩二の『メロディー」』を歌い上げて、ソロコーナーを終了した。

  最後に登場したヒカルは、中村美津子の長編歌謡浪曲『無法松の恋』を披露。 荒くれ者の富島松五郎が吉岡夫人・良子に抱く淡い恋心を描いた、20分にわたる長編作品を見事に演じ切り、会場内は拍手喝采の大盛り上がり。
  続けて披露したのは大人気テレビアニメのオープニング曲『サザエさんのうた』で、「フネです」と割烹着姿で登場したヒカルは、子猫のタマ”人形を手に軽快に歌唱した。
  1度ステージを降りた後、客席後方からサングラス姿で再登場したヒカルは「EXILE」の『Rising Sun』を披露し、「せっかくの機会なので、色々と挑戦してみました」というヒカルは、早変わりパフォーマンスで観客の度肝を抜いた。
  最後は美空ひばりの名曲『人生一路』を歌い上げ、ソロパートが終了した。

  各メンバーのソロパートを終えて、最後は3人でステージへ。
  11月15日に発売された阿久悠さんのコンピレーションアルバム『阿久悠メモリアル・ソングス 青春はこわれもの』に収録された未発表詞『蜘蛛男のダンス』を、振付つきで初披露した。
  ジャズ風の大人っぽいサウンドに蜘蛛をイメージしたオリジナルの振付の同曲は、シングルバージョンとして来年の春に発売されることが決定している。

  最後にアニメ「デュエルマスターズVSR」の主題歌に起用された『エボレボ‼』を披露し、大盛り上がりの中でライブは終了。
  「はやぶさ」は、12月21日に「はやぶさクリスマスコンサート 冬物語2017~THE 演歌 TAINMENT~」を東京・日本橋三井ホールで昼・夜2回公演を予定している。

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  25日の午後4時30分からは「民謡ガールズ」による「みんガル♥ドリーム・パラダイス!~あなたが選ぶベスト10ライブ~」が開催された。

  今回のライブはタイトルにもあるとおり、公式ホームページの応募フォームよりファンからリクエストを募り、500通もの応募の中からTOP10に入った楽曲をカウントダウン形式で披露していくという「民謡ガールズ」としては初めての構成でのライブとなった。

  着物をアレンジしたカラフルなミニドレスを身にまとい、10名フルメンバーで登場した「民謡ガールズ」は、リクエストで第10位となった『いよーーっ!かぶき者』、『zashikiwarashi』を歌唱し、ライブがスタートした。

  メンバーのふうかが「みなさんがリクエストしてくださった楽曲が何位になるのか、予想しながら観てください。今日も楽しい1日にしましょう!」とあいさつすると、第8位『よさこい鳴子踊り』、第7位『おてもやん』、第6位『会津磐梯山』と民謡3曲を連続で披露。

  こ の3曲歌唱中は観客の写真撮影OKタイムということで、メンバーそれぞれが客席をまわり、写真撮影に笑顔でポーズをとっていた。

  続く第5位の『ウレシナミダー!』と第4位『花鳥風月・富士の山』を披露。
  第4位の『花鳥風月・富士の山』はCD未収録曲ながらランキング順位の高さに、メンバーも来場者も驚いた様子だった。
  第3位『竹田の子守唄』、第2位の『SAKURA☆騎士』に続いて、ファンのリクエスト第1位となった楽曲『Let’s GO TAKARAJIMA』をパフォーマンスした。

  アンコールでは、新曲『通りゃんせ』を初歌唱。
  赤い扇子を使用した振付も初披露し、ファンを魅了した。

  そして現在制作中という『四季おりおり折り紙唄』のミュージックビデオのメイキング映像が来場者へサプライズ公開され、さらにメンバーにも内緒のサプライズとして『四季おりおり折り紙唄』や今回のリクエストで第4位となった『花鳥風月・富士の山』を含む全5曲を収録した会場限定ミニアルバム『民謡ガールズⅣ』が12月22日に発売されることが決定したことが告知され、うれしさのあまり涙を流すメンバーも。

  最後に第5位にランクインした『ウレシナミダー!』を再度歌唱し、「民謡ガールズ」初のリクエストライブは幕を閉じた。
  「民謡ガールズ」は12月24日に定期コンサートを東京・浅草ゴールドサウンズで開催、来年1月21日には、神奈川・Yokohama O-SITEで「チャレンジステージ Vol.3」を開催する予定。

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  最終日の26日には、元「AKB48」の演歌歌手・岩佐美咲による「冬LOVE ライブ~最高の景色と共に幸せをお届けする弾き語りライブ~」が昼、夜2回公演で開催された。

  アコースティックスタイルでのライブは今回で3回目となる岩佐はシックな黒色のドレスで登場し、まずは『Snow halation(μ’s)』と大原櫻子の『ちっぽけな愛のうた』をギター弾き語りで披露。

  今回はピアノと本人のギターという少人数編成でのアコースティックライブということで岩佐は、「とても緊張しています。手汗がすごいです」と緊張の面持ちを浮かべた。

  続いて「かぐや姫」の『神田川』と『なごり雪』を伸びのある歌声でしっとりと聴かせた後、松田聖子の『SWEET MEMORIES』、森高千里の『渡良瀬橋』、「紙ふうせん」の『冬が来る前に』、槇原敬之の『冬がはじまるよ』と“冬”を連想させる往年のヒットナンバーを生ピアノ伴奏で披露した。

  次に岩佐が「以前ソロコンサートでは歌ったことがありますが、アコースティックでも合うと思って…」とギター弾き語りで披露したのは門倉有希の『ノラ』。
  続けて秦基博の『ひまわりの約束』をペンライトの明かりが揺れる中、熱唱した。
  途中、今回のライブ衣裳で撮影されたチェキを来場者にプレゼントする抽選会のコーナーも開催。 当日来場者の中から抽選で昼・夜それぞれ5名ずつに、撮り下ろしの岩佐のサイン入りチェキが贈られた。
  そして「“冬の曲”ときいて真っ先に浮かぶアーティスト」と岩佐が選んだ、中島美嘉の『ORION』と『雪の華』をカバーし、ライブ本編を終了。
  
  アンコールで、サッカーユニフォーム風デザインのグッズTシャツを着用して登場した岩佐は、「これまで“秋LOVEライブ”、“春LOVEライブ”、そして今回は“冬LOVEライブ”と弾き語りライブを開催させて頂きましたが、残るは“夏”だけですね。夏は苦手なのですが…」と笑わせつつも、「またこういった機会があれば、ぜひまた観に来てください!」とあいさつ。

  最後にオリジナル曲『もしも私が空に住んでいたら』を歌い上げ、ライブを終えた。

  夜公演では昼と一部曲目を変えて全13曲を披露。
  なお、岩佐は来年2月4日に恵比寿ガーデンホールにて、4度目のソロコンサート「岩佐美咲コンサート2018~演歌で伝える未来のカタチ~」を昼・夜2回公演で開催予定。

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