「AKB48」が井上ヨシマサ氏プロデュースの「神曲縛り」公演をスタート
編集部
2人の歌唱力とプロ級のピアノとサックスの演奏に、劇場はどこかのビーチにあるバーのようないつもにない空気に包まれた。 その後、そんなしっとりとした雰囲気を一変するように、峯岸の「美しすぎたらごめんなさい!」という前口上で神志那結衣が着物姿で登場し、緊張しながらも卒業生の演歌歌手・岩佐美咲の『鯖街道』を熱唱した。 続く、『孤独の星空』では扇子と着物風の衣装のメンバーたちが妖艶な踊りを披露。
『カモネギックス』から『Beginner』、『UZA』、『Escape』、『ハロウィン・ナイト』までの5曲では、会場に追い打ちをかけるように、全員がスキルの高いダンスパフォーマンスを見せつけて会場を盛り上げた。 途中のMCで小嶋真子が「ファンのみなさんのリアクションが不安だったけど、思ったよりすごく良くて、アドレナリンが出まくります!」と語ったように挑戦的な演出ではあったがメンバーとファンが一体となるような“神曲縛り”公演となった。 また、今回『UZA』の振付を、振付の先生とともに「チーム8」の横山結衣が担当したことが明かされると会場からは驚きの声が起こり、横山は峯岸からは「難しすぎる! 責任もって教えてよ」と脅されたことを告白した。 アンコール明けの『希望的リフレイン』はSHOWROOMのファン投票でWセンターを獲得した横山結衣が、『大声ダイヤモンド』は同じく「チーム8」の小田えりなが務めた。 最後に岡田は、「期も年齢もバラバラなメンバーですが、お互いを想い合って気持ちを一つにすることで、素晴らしいステージが出来上がるんだと思いました」としみじみと語り、最後はファンと一緒に『誰かのために~What can I do for someone?~』を歌い上げた。 井上ヨシマサ氏は、「格好良い曲だけ集めようかと考えたけど、この公演のメンバーはスキルがあって上手い。それぞれが『個』のステージになりそうだなという人をあえて集めています。そんな人たちが厳しい振付などを体験して、お互いに教えあったり、世代もチームも違うメンバーが共存し、『自分』、『自分』じゃなく最終的に一つになってほしい、温かい気持ちになってほしい、と思ったところから選曲しました。日々を重ねて、一番最後の楽曲を同じ気持ちで歌えるようになってほしいと思っています」と語った。