ブルゾンちえみだけじゃない! 役者で成功するお笑い芸人たち
編集部
一方で、どうイジってもそう見えない桐谷に対し、インターネット上では「ミスキャスト」との声があがり、視聴率は苦戦を強いられている。 そんな中でも、ブルゾンに関しては高い評価をする向きもあり、民放キー局のドラマ班スタッフは語る。 「ブルゾンさんは上京前に劇団に在籍していたこともあり、女優デビュー作とは思えない絶妙なセリフ回しやきれいな滑舌、なかなかの美声が業界内でも評価されています。今後も“三枚目”の役に徹すれば女優として生き残っていけるでしょう」 ブルゾンは人気、知名度ともこれ以上ない絶妙なタイミングでの役者挑戦となったが、過去には多くの芸人たちが役者に挑戦し、一定の成功を収めている。 古くは、今やテレビ界では伝説的なバラエティー番組として位置付けられている「オレたちひょうきん族」でブレークを果たした明石家さんまや片岡鶴太郎が「男女7人夏物語」で俳優としても注目を集めた。 中でも鶴太郎は同ドラマで脇役ながら高い演技力を発揮し、「季節はずれの海岸物語」では主演に抜擢。
その後も大林宣彦監督の映画「異邦人たちの夏」での演技で多くの映画賞を受賞し、最近では2時間サスペンスドラマの主役として活躍している。 1990年代は「とんねるず」や「ダウンタウン」、「ウッチャンナンチャン」らがテレビ界を席巻したが、「ダウンタウン」の番組で名前を売り俳優業にも力を入れているのが板尾創路だ。 芸人としてのその独特の発想力は、「ダウンタウン」の松本人志も一目置くだけに演技における感性は抜群。
壇蜜がフルヌードを披露した衝撃作「私の奴隷になりなさい」の怪演ではかなりのインパクトを与えた。 また、「ココリコ」の田中直樹、「ドランクドラゴン」の塚地武雅、「TKO」の木下隆行らもコンビでの芸人としての活動で名前を売り、俳優業に挑戦。
今やすっかりドラマや映画の常連となっている。