Snow Man、SMAP以来の快挙を達成! 『国民的アイドルグループ』に一歩前進

大西かずや

 今年上半期の音楽ソフトのセールス動向をまとめた『オリコン上半期ランキング 2021』が29日に発表された。

 音楽ソフトの売上金額を集計した『アーティスト別セールス部門トータルランキング』(集計期間:2020年12月28日付~2021年6月21日付)で1位を獲得したのは、期間中49.2億円を売り上げたSnow Man。2位の乃木坂46との売り上げ差は0.1億円と僅差で、3位には韓国出身のBTSがランクインしている。

 昨年1月にデビューしたSnow Manにとって、同ランキングで1位になるのは今回が初めて。今年1月に発売された3rdシングル『Grandeur』は初週80万枚以上を売り上げ、3月に発売された1st音楽映像作品『Snow Man ASIA TOUR 2D.2D.』は、『ミュージックDVD・BD初週売上記録』で歴代1位となる40.6万枚を記録するなど人気の高さを見せつけた。

 発表されたTOP10内には、4位にKing & Prince、5位にSnow Manと同時CDデビューしたSixTONES、7位にSexy Zone、8位にジャニーズWEST、9位にKis-My-Ft2がランクインと、ジャニーズ事務所に所属するグループが席捲。改めてスター揃いであることが証明されたカタチだ。

 そんななかでも、男性アーティストの上半期同ランキング1位獲得は、17年のSMAP以来4年ぶりの快挙となり、Snow Manには絶賛の声が相次いでいる。16年末に解散したSMAPと昨年末にグループ活動を休止した嵐は“国民的”とも称されるほどの人気を誇るが、Snow Manはその“王道”を一歩前進したといえる。

 SMAPは、03年にリリースした35thシングル『世界に一つだけの花』が累積売り上げ312.8万枚を記録し、19年に発表された『オリコン平成30年シングルランキング』で1位を獲得。“平成で最も売れたシングル”として認定された。嵐は昨年、『オリコン年間ランキング』の『アーティスト別セールス部門トータルランキング』で通算9度目の首位獲得と、それぞれ偉業を達成しているが、今後Snow Manがこれらの記録にどこまで肉薄できるか注目されることになるだろう。

 セールス以外の部分では、SMAPは冠番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)で本格的なコントに挑戦し、“お茶の間のアイドル”として人気を獲得。嵐も冠番組内でのメンバーの“わちゃわちゃ感”がファンに支持されていた。Snow Manは、これまで定額制動画配信サービス『Paravi』で配信されていた初冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』が4月から地上波(TBS系)で放送開始され、注目度が上昇中。バラエティ業界でも、先輩グループと同様に熱視線を集めることになりそうだ。

 Snow Man は7月14日に4thシングル『HELLO HELLO』をリリースする予定だが、同作もヒットは確実。『オリコン年間ランキング』での1位獲得と、昨年メンバーの新型コロナウイルス感染によって逃してしまった『NHK紅白歌合戦』初出場に向けて、下半期も活躍を期待したい。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
 大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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