伊藤健太郎、バッシング再燃で俳優復帰は“いばらの道”… 「寺修行拒否」報道に厳しい声が続出

斉木順

 昨年10月に道路交通法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕(不起訴処分)され、今月初めに情報番組のインタビューに応じて復帰の意思を示した俳優の伊藤健太郎が、更生のための「寺修行」を拒否していたと報じられた。それをきっかけにネット上で再びバッシングが広がっており、俳優復帰に逆風が吹いている。

 発売中の「女性自身」(光文社)が『伊藤健太郎「寺籠り更生計画」拒絶の(呆)理由』と題して報じており、同誌によると事故当時の伊藤は「テング状態」にあり、そんな性根をたたき直すために「髪の毛をそって、人里離れた寺院で長期間、修行させる」との計画が進んでいたという。

 しかし、同誌によると「そこまでする必要ないでしょ」と伊藤が拒否し、計画は消滅してしまったそうだ。

 伊藤といえば、今月初めにTBSの取材に応じて「なんですぐ車を停めて救急車や警察を呼べなかったのかと悔やんでいます」「(手錠をかけられた瞬間は)夢なら覚めてくれって、ずっと思ってました」などと告白。CMや出演作の降板によって損害賠償金が「約8億円」にのぼったとの報道をほぼ事実と認め、今後俳優復帰することで「働いて返していきたい」との意思を示した。

 深く反省している様子を見せた一方、ひき逃げ行為について「当たったのがバイクかガードレールなのか最初はわからなかった」「逃げている意識はなく、左折を繰り返して戻ろうと必死だった」などと釈明し、ネット上で「言い訳がひどすぎる」「本当に反省してるのか」といった声が上がっていた。

 また、伊藤は事件後に素行の悪さや現場での「テングぶり」を報じられたことについて、インタビューで「事故が起きる前まで、とにかく寝る時間がほとんどなかったんですよね。だから疲れてたのが正直あったんです。それが結果的に態度が悪くなってしまった、というのにつながっちゃったのかな…」と、当時の素行や態度の悪さを暗に認めていた。

 だからこそ、事務所側が「寺修行」を計画したのだろうが、それを拒絶したと報じられたことで批判がさらに強まっているようだ。

 ネット上では「やっぱり反省してないのかな」「彼の本音が透けて見える」「反省の言葉がウソに思える」「お寺で修行する必要があるのかは別にしても、必要ないでしょって言い方がひどすぎ」などと、厳しいコメントが続出している。

 その一方で「不祥事を起こした芸能人が寺で修行する意味がわからない」「そんなことに利用されたらお寺もいい迷惑」「頭を丸めてお寺で修行したって『だからなんなの?』としか思わない」といった意見も。擁護とまではいえないが、伊藤が寺修行を拒絶したことには一理あると考える人もいるようだ。

 これだけバッシングが広がってしまっているのは、反省の思いと復帰の意思を示した前述のインタビューが世間に受け入れてもらえず、失敗に終わってしまったことを意味する。

 すでに事故の被害者とは示談が成立しているため、あとは世間を納得させれば復帰は可能になるが、この状況を見る限りはいばらの道と言わざるを得ないようだ。
(文=斉木順)

<ライタープロフィール>
雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

伊藤健太郎、バッシング再燃で俳優復帰は“いばらの道”… 「寺修行拒否」報道に厳しい声が続出のページです。エンタMEGAは、エンタメの最新ニュースをいち早くお届けします。芸能ニュースの真相に迫るならエンタMEGAへ!