ももいろクローバーZらが所属するスターダストプロモーションの5人組アイドルグループ・たこやきレインボーが18日、メンバー全員がグループから卒業すると発表した。
同日の無料生配信ミニライブ「ありがとうたこやきレインボーです」で、メンバーは「5月9日のフリーライブ『オーバー・ザ・たこやきレインボー』(大阪・南港ATC)をもって、5人揃ってたこやきレインボーを卒業します」と発表。ただし、卒業後は充電期間を経て同じメンバーで新プロジェクトを立ち上げる予定だといい、「パワーアップしてより強いグループになるために一度充電して、また5人で戻ってくるので、皆さん私たちのことを待っていてほしいです」とファンに呼び掛けた。
卒業のきっかけに関して「平均年齢12歳で結成されて、今年で平均年齢20歳になりました。そして、このタイミングで自分たちのこれからについてたくさん話し合いました」と明かし、「グループの形を、私たちのことを理解してくださっている皆さんと一緒に作っていきたい」と展望を語った。
2012年結成の同グループは、19歳の彩木咲良以外の4人は成人しており、これまでの元気なアイドル路線から「アーティスト路線にシフトしようとしている?」と予想するファンも少なくない。
さらに、タレントの石田靖と共に2018年4月から出演していた教養バラエティ番組『おでかけ発見バラエティ かがくdeムチャミタス!』(テレビ大阪)が先月いっぱいで終了したことも、決断を下した一因かもしれない。
たこやきレインボーが所属するスターダストプロモーションの女性アイドルセクション「STARDUST PLANET」には、現在日本各地を拠点とした12組が所属。人気メンバーの脱退を機に「ももいろクローバー」から改名した「ももいろクローバーZ」を筆頭に、「チームしゃちほこ」から改名した「TEAM SHACHI」、「桜エビ~ず」から改名した「ukka」など、名前を変えて再始動したグループは多い。
ただ、今回は謎の“充電期間”が設けられているためか、一部では「再始動後も推せるか心配……」と不安を募らせるファンの声もある。
同アイドルセクションは、これまでも度々ネットで話題になってきた。先月にはukkaの中心メンバーだった水春(みずは)が、「マネジメントとの方向性の違い」を理由に電撃脱退。自身のInstagramからukka関連の投稿をすべて削除してしまった。さらに、2019年には当時アメフラっシのメンバーだった大平ひかるが、卒業発表の翌日のステージで「スタッフさんを信頼できなくなったからです」とぶっちゃけたこともあり、内部事情を心配するファンも少なくないようだ。
「それぞれの夢、グループとしての夢のために、さらに上に目指すためにも、ここで大きな一歩、新しい一歩を踏み出す必要がある」と前向きな卒業であることを強調しているたこやきレインボー。新プロジェクトに関する発表を待ちたい。
(文=鈴木紬)
<ライタープロフィール>
芸能誌の編集者を経て、エンタメ系ライターとして活動。関心のあるジャンルは、女性アイドルグループ、K-POP、ドラマ、お笑い、ユーチューバーなど。芸能人のSNSのパトロールが日課。