加藤シゲアキ、27年前の木村拓哉の“スター性”に愕然? “異色ジャニーズ”として注目度は高まるばかり!

大西かずや

 NEWSの加藤シゲアキが4月2日発売の婦人向け雑誌「ゆうゆう」(主婦の友社)に登場。同月3日から公演開始の主演舞台『モダンボーイズ』について語り、ファンの注目を集めている。

 昭和初期の浅草を舞台に、プロレタリア革命を志す若者・矢萩奏(加藤)が、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となり、自分にしかできない革命を見出していく姿を描いた同作品。

 1994年に公演された『洒落男たち~モダンボーイズ~』に新たな演出を加えたリニューアル作品だが、当時、矢萩役を演じたのがジャニーズ事務所の先輩・木村拓哉だった。

 加藤は、現在の自身よりひと回り年齢が下、当時21歳だった木村の映像資料をチェックしたとのことだが、「度肝を抜かれるような素晴らしい芝居で、『これがスターか!』と思いました」と語っている。

 また、舞台初日に行われた取材会では、「もし映像資料みていたら受けなかったかもしれない」とも発言しており、「正直超えることは不可能。別の新しい人物を演じるという気持ちで臨まなければこの舞台は成功しない」と決意表明している。

 ただ、約27年前の作品ということもあり、同誌のインタビューでは、「当時観た人もそんなに覚えていないんじゃないかなと思って。あまり比較する人もいないだろうと、勝手にタカをくくっています(笑)」ともコメントしているため、余計なプレッシャーを感じることなく、自分なりの“矢萩像”を追求することができているのだろう。

 同舞台で主演を務める一方、コロナ禍のため昨年6月から今年5月へと公演延期になった、自身の短編小説『染、色』を舞台化した作品では、脚本家デビューを果たすことになる。

 2012年発売の『ピンクとグレー』(角川書店)で小説家デビューを果たし、昨年11月発売の『オルタネート』(新潮社)は第164回直木三十五賞の候補作になり、第42回吉川英治文学新人賞を受賞するなど文壇でも大活躍中の加藤。

 しかし、2月発売の雑誌「レタスクラブ」(KADOKAWA)のインタビューによれば、元々は映画にハマり、「映像や脚本から物語の作り方を教わった」とのことだ。

 そのため、自身の作品が映画化される際には「『脚本は僕が書きます』といいたい」との願望があるらしく、今回の舞台はその力量を証明する「初めの一歩」と位置付けているという。

 小説家との二足のわらじだけでも“異色のジャニーズ”といえるが、今後はさらに活動の幅を広げ、マルチなエンターテイナーとして注目度は高まるばかりとなっていくことだろう。
(文=大西かずや)

<ライタープロフィール>
 大学卒業後、広告業を経てライターに。映画、ドラマ、音楽、その他諸々についてWebメディアを中心に執筆を手掛けている。

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