ファンの不安が的中したともいえるが、これを予期させるような出来事もあった。同じ音楽プロデューサーのJ.Y. Parkが手掛ける日韓台の多国籍ガールズグループ「TWICE」でメンバーの活動休止が相次いでいたのだ。昨年、メンバーのミナが「ステージに立つことに対して極度の緊張や不安を感じる」といった精神面での不調が原因で長期休養。今年に入って復帰したが、入れ替わるかのようにメンバーのジョンヨンが今月17日から心理的な不調によって活動を休止することになった。
これに限らず、K-POP系のガールズグループはメンバーが心身の不調で活動休止になってしまうケースが多発している。
「K-POP系グループは日本のアイドルなど比較にならないほど競争が激しく、少しでも気を抜けば自分のポジションを奪われかねないという緊張感がある。もし心身に不調を感じていても言い出しにくいため、限界がくるまで頑張ってしまうのです。また、スケジュールもハードで『売れている間にとにかく稼ぐ』というスタイルで仕事を詰め込むため、メンバーは心身共に負担が大きい。ある意味、それがK-POPのレベルの高さにもつながっているわけですが……。おそらく、NiziUも正式デビュー後は休む暇もないほどのフル回転となるはず。今のうちにしっかりミイヒに休養させるという選択は賢明ですが、今後もメンバーの健康面への心配がつきまといそうです」（芸能ライター）
人気ボーイズグループ「BTS」が全米1位を獲得するなど、世界で大旋風を巻き起こしているK-POP。そのビジネススタイルは日本も大いに見習うべきところがあるが、物事にはいい面もあれば悪い面もある。ミイヒの体調不良をひとつの教訓として、メンバーの負担が大きくなりすぎないように配慮してほしいものだが……。
