池松壮亮が演じる「愛に狂う男」は鳥肌モノ… 『宮本から君へ』ほか、観る者の心を揺さぶった3作品

編集部

『宮本から君へ』/2019年公開 :宮本浩役

 文具メーカーで営業マンとして働く超不器用人間の宮本浩は、先輩の仕事仲間である中野靖子と恋に落ちる。恋愛において複雑な過去を持つ靖子を守っていくと誓った宮本であったが、靖子の心を深く傷つける、ある事件が起こってしまう。果たして宮本は、愛する靖子を守ることはできるのか。

【見どころ】
 池松演じる宮本は、かっこわるくて、最高にかっこいい男だ。普通の男ならたじろいでしまうようなゴリゴリ粗暴マッチョに、愛の力だけを武器にぶつかっていく。ボロボロになっても、何度でも立ち上がる。そんな彼の姿は、私たちに“真実の愛”を教えてくれる。特に印象的なのは、怒りと情けなさで混乱して、炊飯器からしゃもじで白米を直接頬張りながら靖子に話しかけるシーン。本人はいたって真剣だが、あまりの熱量にクスッと笑ってしまう。

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