5月18日の『関ジャニ∞クロニクルF』（フジテレビ系）が、完全リモート収録で放送された。メンバー5人が自宅から映像をつないだが、そこで安田章大が見せた「自由すぎる」私生活が話題だ。
ほかのメンバーが無地の壁を背景に出演したのに対し、安田は「ないんすよ場所が。真っ白なところが一切ない」という理由で、番組企画「安田ワールドフレンドリー」で知り合ったケニア人の友人から貰った民族衣装を着てソファの前に登場。伸びっぱなしのロン毛にサングラスというヒッピー風ファッションで、ネット上では「似合いすぎてヤバい」「これぞヤスって感じがする」といった称賛の声が。メンバーの村上信五からは、「お前だけ中継インドネシアやで」と鋭いツッコミを浴びるのだった。
このほかにも安田は、「壁に絵を描こうと思って」ネット通販で1.8メートルの脚立を購入、お気に入りの本としてリストカットを映した岡田敦の写真集『I am』（赤々舎）を挙げる、観葉植物を目につく場所に置き毎日話しかける、といったマイペースぶりを発揮。ほかにも、得意のギターによる弾き語りや、安田の声かけにうなずく愛犬の動画を披露するなど、「私生活ダダ漏れ」となった。
安田の個性がより表に出るようになったのは、2017年に脳腫瘍の一種である髄膜腫を患い、摘出手術を受けたことで「好きに生きよう」と思うようになった人生観の変化も大きいようだ。現在のスタイルはメンバーやファンにも広く受け入れられており、となれば今後期待されるのは“ジャニーズらしからぬ”活動かもしれない。すでに事務所の先輩の中にモデルとなる人物もいる。
「俳優としては、映画『ヒメアノ〜ル』で快楽殺人犯を演じ話題になった、ドラマや舞台など幅広い活躍を見せるV6の森田剛があげられます。音楽活動では、ファンクミュージックに傾倒し、ソロプロジェクト『ENDRECHERI』を立ち上げたKinKi Kidsの堂本剛の例もあります。世間的なジャニーズの王道は、いまで言えばKing & Princeに代表されるようにキラキラした王子様感であることは間違いないところですが、だからこそ“異種”に見える彼らの活動も際立ち、相乗効果をもたらせてもいます」（芸能ライター）
安田はジャニーズJr.時代に事務所を辞めたいと思うも、熱心なファンの存在に心を打たれ、退所を思い直した経験がある。ジャニーズ愛が人一倍強いであろう彼に期待されるのは、グループに籍を置きながらのソロ活動強化路線だろう。新たな個性派ジャニーズタレントの誕生に期待したいところだ。
（文＝相川ナロウ）
