8月23日、急性骨髄性白血病のために27歳の若さで亡くなった夏目雅子さんの姪である元女優の楯真由子が『爆報！THEフライデー』（TBS系）に出演。現在の境遇や叔母である夏目雅子さんへの複雑な心境を語り、話題となっている。
楯の父親は夏目さんの兄で実業家の小達一雄さんだが、3歳の時に両親は離婚。母親に引き取られた楯は北海道・富良野で育ったものの、小3の時に「叔母のような女優になりたい」と思い、祖母である夏目さんの母親を頼り上京。芸能事務所に所属するなどし、1997年、小4の時にNHK朝の連続テレビ小説『あぐり』に出演するなどして芸能界デビューした。デビューしてからも夏目さんの姪だということで仕事は順調だったものの、いつまでもつきまとう夏目さんの美貌との比較や「七光り」という言葉に嫌気が差し、心身のバランスを崩して22歳で芸能界を引退。
番組では、引退後の楯の人生を紹介。23歳で一般男性と結婚して長男を授かったものの1年で離婚し、現在は7歳になった長男と母親と3人暮らし。生活のために200万円の借金を重ねてしまい、現在は週3回、東京・蒲田のキャバクラで働きながら、月収15万円で生活しているとのことだった。楯は夏目さんについて「叔母である夏目雅子という存在そのものが私を縛ってきた」と話すなどし、時には恨みに思ったこともあると正直な心境を吐露。番組内では芸能界の父的な存在である片岡鶴太郎と14年ぶりに再会し「全てを人のせいにしている。そんなものは関係ないよ！人に何と言われようと“自分はこうしたい”という気持ちを持たないと」とアドバイスを受け、「勇気になります」とその言葉に感謝していた。
この放送を受け、ネットでは「借金あるのに週3日しか出勤しないの？ と思った。何だかんだで、まだ考えが甘くない？」「最初に利用したのは自分なのに被害者意識強すぎ。自己顕示欲が満たされない理由を素直に考えて自分と向き合うべき」「夏目雅子の名前に縛られたっていうけど、夏目雅子の姪じゃなかったらテレビ出れてないよ」「利用しようとするも上手くいかなかっただけで、縛られてたなんて言うべきじゃないよね」と楯に対する厳しい声が続出。
「同じく“夏目さんの姪”として騒がれた、夏目さんの弟の娘であるタカラジェンヌの風間柚乃さんは現在は月組の男役スタートして頑張っているということもあり、楯さんに厳しい声が寄せられているようですね。たしかに番組を観ていると、夏目さんのことや芸能界のことを完全に吹っ切れていないように感じましたので、色々と大変でしょうが自分を今一度見つめ直して欲しいものです」（テレビ局勤務）
芸能界では“夏目雅子の姪”という重圧に耐え切れなかったという楯だが、次のステージではおおいに輝いて欲しいものだ。
