現地時間16日、アメリカのニュース雑誌「TIME」は「インターネットでもっとも影響力のある25人」を発表した。
そのうち1つに韓国の「BTS(防弾少年団)」が2017年から3年連続で選出された。韓国のみならず、国外での人気も爆発的だが、日本では「原発Tシャツ」騒動があり、違った意味で名前を覚えられている。
同誌は、「
SNSでのグローバルな影響とニュースを促進する全体的な力を評価した」と選出の理由を明かした。続けて「誰もが名前を聞けば分かるグループになっている」と、世界的な知名度の高まりを称え、
BTSが全米アルバムチャートで
3度も首位を獲得、「
Boy With Luv」の
MVが公開から
1日で
7500万回再生を記録したことなど、
BTSの華々しい活躍を紹介した。
しかし、
BTSと聞いて日本人が思い出すのは「原発
Tシャツ」騒動である。
2018年
10月に東京スポーツ新聞が
BTS・メンバーのジミンが原爆
Tシャツを着ていたことについて報じ、テレビ朝日「ミュージックステーション」の出演が見送られる事態となった。原発
Tシャツには原爆投下後のきのこ雲と、バンザイして韓国の人々が解放された姿がプリントされており、反日行為ではないかと取り上げられた。
ネットでは「普通の国だったらあんなの絶対許せないと思うな。日本は韓国を甘やかしすぎだと思う」と、日本が
K-POPブームに乗っかりすぎだという声や、「原爆
Tシャツ着て日本侮辱してたのに、まるで無かったかのように日本で活動してんだもんな」と、日本への謝罪がないことについて許せないというコメントもあった。
BTSは以前、ライブ時にナチスを連想させる衣装や小道具を使用し、侮辱にあたるとユダヤ系団体から抗議があったことでも有名だ。彼らがここまで有名になった理由の一つに
SNS戦略があげられるが、原爆
Tシャツやナチスの衣装などの歴史的侮辱も戦略的な売名行為と思われても不思議ではない。影響力があるといっても、
BTSの場合はネガティブな印象が大きいのはいなめないだろう。