オゼルスク
画像は、「WIKIPEDIA」より
ロシアのチェリャビンスク州にあるオゼルスクは、現在も閉鎖都市として世界的に有名な土地だ。
旧ソ連はこの場所を核兵器計画の拠点地として利用し、地図から削除。そこに住んでいた何万人もの人々は存在を消され、街の外で住所を明かすことを禁じられていたという。
この“削除された街”にあるマヤーク核技術施設では、1957年に原子力事故“ウラル核惨事”が発生。ソ連はこの事故を極秘にしたが、ソ連から亡命した科学者ジョレス・A・メドベージェフがイギリスの科学誌『ニュー・サイエンティスト』に発表した論文で明らかにした。
深刻な放射能汚染の被害を受けたオゼルスクだが、2002年の調査では9万人以上の居住が確認されている。