『プロミス・シンデレラ』イケメン高校生役に眞栄田郷敦で… キンプリ・永瀬廉のファンから不満噴出のワケ

斉木順

 女優の二階堂ふみの主演で人気コミックを実写化するドラマ『プロミス・シンデレラ』(7月スタート予定/TBS系)で、俳優の眞栄田郷敦と三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典が兄弟役を演じることが18日に発表された。双方のファンが歓喜する一方、King & Prince・永瀬廉のファンから不満の声が上がっているようだ。

 原作は、小学館の漫画アプリで連載中の同名コミック。夫から一方的に離婚を告げられ、無一文で路頭に迷うことになった崖っぷちのアラサーバツイチ女性・桂木早梅(二階堂)が、金持ちでイケメンだが極度に性格の悪い男子高校生に目をつけられ、金と人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を繰り広げる物語だ。

 眞栄田が演じるのは、主人公に“リアル人生ゲーム”を持ちかける男子高校生・片岡壱成。家が金持ちであることをいいことに友達と豪遊し、ホームレスに万札をばらまくなど歪んだ性格の持ち主だが、早梅が人を見下す態度の自分に平手打ちを食らわせたことで彼女に興味を持ち、自宅に居候させるようになる。

 一方、岩田が演じるのは高級老舗旅館の若旦那で壱成の兄でもある成吾。容姿端麗、成績優秀で常に周囲から注目されて生きてきたが、心を許せる相手がいないことに悩んでいた。そんな時、弟が連れてきた早梅に10年ぶりに再会し、初恋の相手である彼女への思いが抑えられなくなっていく。

 コミック作品の実写版キャストは「イメージと違う」などと物議を醸すことが多いが、今回は眞栄田にしても岩田にしても、文句なしの旬のイケメン。原作ファンも納得かと思いきや、違和感を指摘する声は少なからず上がっているようだ。

 特に、片岡壱成は原作で塩顔系の線の細い美少年として描かれているため、眞栄田の起用について「郷敦くんはカッコイイけど壱成役だと顔が濃すぎるのでは…」「正直、漫画のイメージとはかなり遠い」「壱成役としては身体がガッシリしすぎ」「好青年すぎて原作のチャラいイメージがない」といった意見が寄せられている。

 さらに、なぜかキンプリファンからも不満の声が。それというのも、ドラマ化が発表される以前から「原作の壱成と永瀬廉くんがそっくり」といった声があり、実写化キャストの候補に挙げる人が非常に多かったためだ。

 ネット上では「えー、壱成役は絶対に廉くんだと思ってたのに…」「なんで永瀬廉じゃないの〜」「実写化するだけで嬉しいけど壱成役は永瀬くんがよかった」「ガッキー×永瀬廉とか、長澤まさみ×永瀬廉とか想像してたけど、どっちも違ってショック」といったコメントが続出している。

 一部では、永瀬が放送中のNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』にレギュラー出演することから「スケジュールが合わなかったのでは」「朝ドラがなければ出演してたかも」と推測する声も。その真偽は今のところ不明だが、永瀬への期待がどれほど大きかったのかを物語る現象といえそうだ。

 ただ、その一方で「壱成役が郷敦なのは意外で逆に面白そう」「壱成みたいな役のイメージ全然ないからどんな風になるか楽しみ」「郷敦くんの生意気キャラってギャップがヤバそう」といった声も。眞栄田がこれまでの好青年イメージを、今作で打ち破るのではないかと期待する人も少なくないようだ。

 いずれにしても、キャスト発表だけでこれだけ話題を集めている作品は久々という印象。TBS系の火曜夜10時の「胸キュン枠」での放送ということもあり、賛否ありつつも早くもヒットが見込めそうな気配だ。
(文=斉木順)

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雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

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