「タイムシフト視聴率」は諸刃の剣!? 「総合視聴率」導入で民放テレビ局が直面する難題
編集部
2位は同月3日放送のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」、3位は同月29日放送のプロ野球日本シリーズ・広島対日本ハムの第6戦(日本テレビ)、4位は同月16日放送の「DASH×イッテQ! 交換留学2時間SP」(日テレ)、5位は同月25日放送のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)となった。 さらに、今月に入って同月6日放送の「逃げるは恥だが役に立つ」の第9話が、「総合視聴率」で30.0%を記録したことも報じられた。 全国紙の放送担当記者は「タイムシフト視聴率」と「総合視聴率」の導入についてこう語る。 「現代人のライフスタイルの変化に伴い、リアルタイムでテレビを見る人が減る中、以前から録画視聴率の導入が検討されていましたが、ついに本腰を入れはじめたといったところでしょう。10月3日から30日までの結果から明らかになったのは、スポーツ中継は“リアルタイム派”が大半で、日本シリーズ第6戦の『タイムシフト視聴率』はわずか1.3%。逆に、『タイムシフト視聴率』が『リアルタイム視聴率』を上回った『逃げ恥』をはじめ、民放各局のドラマは『タイムシフト視聴率』の高さが目立った印象です」 試合内容や結果を早く知りたいスポーツ中継などが「リアルタイム視聴率」が高い反面、ドラマなどは「タイムシフト視聴率」が高くなるのは、至極当たり前の現象とも思える。 だが、その一方でテレビ局にとっては頭の痛い問題にもなっているという。