「はやぶさ」の3人が初のソロコンサートを開催!!
編集部
最終日となるこの日は、「はやぶさ」のヤマト・ショウヤ・ヒカルが、「ヤマト ワンマンライブ~音色七変化~」、「ショウヤ ワンマンライブ~初めての独り唱い~」、「ヒカル ワンマンライブ~THE 演歌TAINMENT~」と題したソロライブを開催した。 この日のライブは1ヵ月前に東京・赤坂BLITZで行われた「はやぶさ夏祭りだよ」で開催がサプライズ発表され、3人とも初のソロコンサートとなった。 午後3時から開催されたのは、ヤマトによるソロコンサート「ヤマト ワンマンライブ~音色七変化~」。 ヤマトは黒の背広に白パンツで颯爽と登場し、祖父の影響で幼い頃からムード歌謡が大好きで、とくに石原裕次郎が大好きというヤマトらしく、オープニングは『嵐を呼ぶ男』で幕を開けた。 あいにくの雨の中でのイベントとなったが、ヤマトは「お足元の悪い中お越し頂き、ありがとうございます」とあいさつすると、「みなさんにおわびをしなくてはなりません。嵐を呼んだのは僕です!」とオープニング曲に引っ掛けたジョークを飛ばし、会場の笑いを誘った。 同じく石原裕次郎の名曲『狂った果実』を熱唱した後は、アコースティックギターを手に『ワインレッドの心』や『駅』、『酒と泪と男と女』など弾き語りで聴かせた。 アンコールでは黒ラメのベストに亡くなった祖父の形見というワインレッドのストールを巻いて登場し、11月2日発売予定の「はやぶさ」の新曲『流星のロマンス』のカップリングとして収録予定の『卒業の日のカフェ』をギターの弾き語りで初披露。
「はやぶさ」のオリジナル曲では初めて、ヤマトがリードボーカルを務める同曲を初歌唱してファンを喜ばせ、ラストは再び石原裕次郎の名曲『夜霧よ今夜もありがとう』をしっとりと歌い上げた。 午後4時30分からは、ショウヤによるソロコンサート「ワンマンライブ~初めての独り唱い~」が行われ、1曲目は「はやぶさ」のオリジナル曲『夢と歩こう』からスタート。 他ポップスが大好きというショウヤは他のメンバーから「3色団子みたい」と言われたという、緑色のシャツの下にピンク色のTシャツ、白色のパンツの衣装で登場すると、「歌詞がデビュー時の心境と重なって、勇気をもらえるんです」という槇原敬之の『遠く遠く』をはじめ、『妹』、『関白宣言』などのフォークソングも歌い上げた。 また、浅草のレコード店で毎月行っている定例キャンペーンでもおなじみのウクレレ演奏も披露。
『セカンドラブ』と『真夏の果実』の2曲をウクレレの弾き語りでしっとりと歌い上げた。 ショウヤは「ウクレレ演奏はとても緊張するんです。お水を飲んでもいいでしょうか?」と、当日会場で販売されていた飲料水「はやぶさウォーター」を宣伝するなどMCでもショウヤ独特の雰囲気を展開。 さらに、スタッフに勧められて初挑戦した『ふれあい』や、ずっと好きな曲という『瞳を閉じて』、「オフコース」の名曲『さよなら』など、アンコールも含めて全13曲を熱唱した。 最後に行われたヒカルの「ワンマンライブ~THE 演歌TAINMENT~」は、これまでの2人とは雰囲気も一変、真っ赤な着物姿で『日本橋から』で登場。 「亡くなった祖母はガラガラ声であまり歌わない人だったんですけど、唯一、歌っているテープが出てきたんです」と、亡き祖母の思い出の曲である『おやじの海』や、ヒカル自身が昔から大好きな美空ひばりの名曲『明治一代女』と、得意の演歌・歌謡曲のオンパレードでファンを盛り上げた。 全国の民謡を学んでいるというヒカルは、今回のコンサートでも滋賀県の民謡『淡海節』と山形民謡の『花笠音頭』を三味線の弾き語りで披露。
その後、鼠小僧のような黒色の衣装に着替えて『江戸の闇太郎』の楽曲に合わせて趣味である舞踊を披露する一幕もあった。 「昔から歌手になりたくて、一時はあきらめかけたこともあったけど、歌の神様が微笑んでくれて、『はやぶさ』としてデビューさせてくれただけでなく、ソロコンサートもできて、今は本当にうれしいです」と語ったヒカル。
最後は袴姿に衣装替えし、『酔歌~ソーラン節入り~』や『浪曲夫婦節』など、コブシをきかせた美声を高らかに会場中に響かせてファンを魅了し、アンコールでは8月の赤坂BLITZ公演でも披露し、好評を博した歌謡浪曲『俵星玄蕃』も歌い上げて会場を盛り上げた。 そして最後にはサプライズも。 アンコールで「やっぱり他の2人がいないと寂しいんです」というヒカルのMCを合図に、ヤマトとショウヤの2人が客席から登場。
そのまま3人でテレビ東京系アニメ「デュエル・マスターズVSRF」の主題歌にも起用されている最新シングル『エボレボ!』を披露し、大歓声の中でコンサートの幕は閉じた。