人気YouTuber・はじめしゃちょーが、1日に放送された情報番組『スッキリ』（日本テレビ系）に出演。芸能人のYouTube進出が急増していることに「複雑な心境」と本音を告白した。
番組では、ハリセンボンの近藤春菜がYouTubeチャンネル登録者数日本一のはじめしゃちょーから動画づくりのコツを教えてもらうことに。その中で、昨年あたりから芸能人が続々とYouTubeチャンネルを開設していることについて、春菜から「正直、どう思ってます？」との質問が飛び出した。
はじめしゃちょーは「ぶっちゃけて言うと、複雑な心境ですね」と本音をポロリ。続けて「YouTube界が盛り上がるのも嬉しいんですけど、ヒヤッとする自分もいます」と語り、芸能人YouTuberが増えたことに葛藤があると明かした。
多くのYouTuberが一桁、二桁といった再生回数からコツコツと視聴者を増やしていくのに対し、もともとの知名度が高い芸能人たちはYouTubeでもすぐに人気者になれる。芸能人たちはエンターテインメントのプロでもあり、トークや歌などの得意分野の技術は「素人」のYouTuberとは比較にならない。
芸能人たちの参戦はYouTube界の活性化につながる反面、今ほど注目されていなかった時代から地道に続けてきたYouTuberたちにしてみれば「自分たちの耕した畑を荒らされている」と感じられなくもない。はじめしゃちょーとしても、不安や焦りがあって「複雑な心境」という言葉につながったのだろう。
「昨年ごろから、大手広告代理店がYouTubeやSNSに本格的に目をつけたことをきっかけに芸能人の参戦が激化。コロナ禍で多くの芸能人の仕事が飛んでしまったこともYouTube進出の急増に拍車をかけました。ただ、芸能人なら誰でもYouTubeで成功できるというわけではなく、勝ち組と負け組の差が顕著になってきている。また、はじめしゃちょーやヒカキン、ヒカルら有名YouTuberたちの人気は別格。今後、芸能人とYouTuberの熾烈な生き残りバトルになる可能性はありますが、そう簡単に誰でもYouTuberの畑を荒らせるというわけではありません」（芸能ライター）
