北川昌弘の「美女&美少女的ドラマ独偏批評」その2

ドラマの“質”は脚本家で決まるのか、あるいは演出家、プロデューサーで決まるのか? 確かにそれもあるだろう。だが、作品に彩りを添えるのは女性キャストだ! 稀代の美女&美少女ウォッチャー・北川昌弘が送る、女性キャストから見るドラマ評――。

 第1回は面白かったし、とにかく娘・みゆき役の横溝菜帆チャンが黒目がちのつぶらな瞳で可愛い上に抜群の演技力で、けなげに綾瀬はるかや竹野内豊と渡り合っているのが素晴らしかった。

 第1話は2009年4月が舞台。

 綾瀬はるかは、大手企業の光友金属株式会社で33歳の営業部長というエリートキャリアウーマン、岩木亜希子役。33歳で営業部長とは凄すぎる気もするが……。メガネにスーツ姿もバッチリです。

 みゆきチャンの行動を監視するシーンなどは、前のドラマ『奥様は、取扱い注意』(日テレ)の特殊工作員感がちょっと出ているようにも見えたけど。冒頭の初対面シーンで拒絶されてしまった小学3年生の娘のみゆきチャンに、母親になることを認めてもらうための苦難のエピソードが描かれた。が、思ったより早くというか、あっさり母親として採用されて、第1話は終了。

 気になったシーンをいくつか挙げるみる。アスレチックスへ行って“吊橋効果”を狙って、2人揃って失敗してのみゆきチャンのお漏らし。イジメられているか調べている中、妙にリアルにみゆきチャンが男の子にボールをぶつけられるシーン。

 みゆきチャンに喜んでもらおうと、浅利陽介演じる部下の田口に、お腹に絵を描いてもらうシーンも妙にセクシーだった。(これはサービスシーンか?)

 そのイラストがアスレチックに行って、次の日、いじめ問題を解決して、さらに中国まで行って帰ってきて、採用通知が届いて、みゆきチャンに会いに行くまで、少なくても3日間以上描かれたままだったのには……。

 しかも、そんなにやりなれている腹芸にも見えなかったが、これでスピード出世してきたのだろうか?

 ただ、竹野内豊演じるライバル企業の同じ営業マンである宮本良一と結婚することになった事情などが、意図的に一切描かれない。さらに剛速球という宅配便の配達人として登場した佐藤健演じる麦田章の存在も気になるところではある。

 そういう意味では次回への引きもなかなか見事といえるだろう。

 ナレーションは現代のみゆき(高校生)を演じる予定の上白石萌歌だと思われる。だが、あまり横溝菜帆チャンに感情移入しちゃうと、連続テレビ小説や大河ドラマなどでありがちな子役ロスを起こす危険性も。ただ、可愛い子供を可愛いと思うことは極めて普通の感情だと思います。そこのところはご心配なく。

 ちなみに、横溝菜帆チャンは2008年3月27日生まれ。2016年には、NHKの大河ファンタジー 『精霊の守り人』シーズン1で、綾瀬はるかが演じた主人公パルサの子供時代(少女時代は清原果耶)も演じています。

北川昌弘(きたがわ・まさひろ)
1957年、北海道生まれ。成蹊大学卒業。美女&美少女ウォッチャー。執筆活動やメディアへ出演する一方、各地の芸能イベントでの取材活動を行い、アイドルランキング『T.P.ランキング』の資料収集に従事。1991年〜1992年オーディション番組『ゴールド・ラッシュ!』(フジ)の審査員。1996年〜『ザテレビジョン』ドラマアカデミー賞審査員。

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