「第9回AKB48選抜総選挙」で史上最多票数となる24万6376票を獲得し、史上初の「総選挙」3連覇を達成した「HKT48」の指原莉乃が17日、会見を行った。
指原は、報道陣から祝福されると、「ありがとうございます。自分自身で最後の総選挙にしようと決めていたので、ラストの総選挙を良い形で終われたのをすごくうれしく思っています」と心境を明かした。
これまでの「総選挙」を振り返り、「最初は27位で、19位、9位、4位、『HKT48』に移籍して、1位というかなり波乱万丈な“総選挙人生”だったなと自分でも思います。ただ、私は『総選挙』がなかったらこうはなっていなかったと思うので、改めて『総選挙』という機会を作ってくださったスタッフや秋元(康)さんに感謝だなと」。
これまでで一番印象に残っている「総選挙」を聞かれると、「一番うれしかったのは、もちろん今回もなんですけど、記憶に残っているのは1位になって、次に2位になって、(再び1位に)返り咲いた時はすごくうれしかったです。なぜかというと、それまで勝手に『総選挙』で1位になったら一生『AKB48』を支えていかないといけないんじゃないかというプレッシャーがあったんですけど、1度自分が1位になってみると、たったシングル発売期間2ヵ月、センターにいるだけなんだと気楽に考えられるようになって。それ以降はずっと楽しめるようになりました」と明かした。
3連覇については、「(自信が)まったくなかったと言ったら、ウソになってしまいますが…」としたうえで、「ファンの方がすごく頑張ってくださったので。やはり若いメンバーがたくさんいる中で、こうやってバラエティーをメインで出ている自分を応援してくださっているファンの方が、私をアイドルにしてあげようという気持ちがすごく大きかったと思うので、ファンの方の気持ちを感じていたので、1位もあるかもしれないなと思っていました」と話した。
20位にランクインした「NMB48」の須藤凜々花がスピーチで結婚を発表した話題になると、「ちょっと色々ありすぎて。結婚? 私も詳細を知らなくて…。本気っぽかったし、ステージ上で批判するメンバーもいましたけど、すごく勇気のある発言だったと思うし。りりぽんが考えた末に下した決断だと思うので、私は背中を押してあげたいなと思います。ただ、投票してくださったファンの方がどう思うのかなと。私からはなんとも…」。
自身の結婚発表に関して水を向けられると、「せめてステージ上ではアイドルでいたいと思うので、ステージから降りて結婚発表するなら、したいです」とした。
悪天候のため、開票イベントが無観客で行われたことには、「スピーチでも言いましたけど、たくさんの方にご迷惑をお掛けして、楽しみにしてくださっていた方もたくさんいると思うので、簡単に考え過ぎていたというか、完全なミスなので本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、「正直すごくむかつきました。ツイッターとかで言っちゃったのは大人げなかったと思うんですが、そう思ったのは事実です。どれだけのお金が動いているかも分からないし、ファンの方がお金をかけて来てくださっているのに、こういうことになってしまったというのは、かなり怒りを覚えています」と胸中を吐露した。
そのうえで、「正直昨日はすごく泣きました。悔しかったですし、色んな感情が出てきて。一番を言えば、お客さんの前でできたらいいなと思いました。でも、今日のステージすごく良かったなと思っていて。あんなにメンバーが自分の気持ちを吐き出してくれるとは思わなかったので」と明かし、「これをキッカケに、これからもっとグループを応援して頂けるように変わっていきたいと思います」と語った。
また、2位にランクインした「AKB48」の渡辺麻友が年内の卒業を発表したことには、「何となく、そうなんじゃないかなと感じていて、昨日、ちょっと話しました。ただ、(卒業)するよとは聞いていなくて、モヤっとした感じで今日はいたので。麻友が決断した瞬間はすぐに分かったので『そうか』と思いました」。
続けて、「まず正直、『これから先どうしたらいいの?』っていう気持ちになりました。でも、ステージ上で麻友が『みんなのことを置いていくような気がして悩んだ』と話していて、その麻友の考えがすごくうれしくて。よく考えたら、麻友がドラマで自分のやりたいことをやっている姿が本当に格好良くて、キラキラしているので、今は応援してあげたいなと。麻友の背中を押してあげたいなと思っています」と話した。
自身の卒業については、「まったくないです。一切考えていないです。本当にビックリするくらい、卒業の『そ』の字も今のところは。すいませんけど、まだいます」と話して笑わせた。
