蝉を食べた少年
『蝉を食べた少年』は大百科シリーズと称した低年齢向けの、今で言う怪談・オカルト系のムック本に収録されたホラー漫画だ。
一度読んだら脳裏に焼きついて離れない強烈な絵柄と、子供にはかなりシビアな問題である“いじめ”をテーマにしていること、食虫という低年齢にはおよそ耐えられないだろう精神攻撃を読者に浴びせかけることで、トラウマの山を築き上げた伝説の作品だ。
今作は単行本化はされておらず、長年手に入れるが難しかった。しかし、『よみがえるケイブンシャの大百科 完結編』に再録されるという奇跡が起きた。だが、読んでトラウマになっても筆者は責任が持てないのでご注意を。