アン・ブーリン王妃
画像は、「The Anne Boleyn Files」より
英国に伝わる、最も有名な女の亡霊の1人に“アン・ブーリン王妃”がいる。
ヘンリー8世の第2夫人であったアン王妃は、世継ぎとなる男児の出産を期待されていた。しかし産まれてきたのが女児であったことに幻滅したヘンリー8世は、その後ジェーン・シーモアを第3夫人に迎えている。
1人目の出産後、アン王妃は再び妊娠をしたが死産という結果に。世継ぎを産めないアン王妃に対し愛想を尽かしたヘンリー8世は彼女に不貞の濡れ衣を着せ、ロンドン塔の断頭台でアン王妃の首をはねてしまった。彼女が斬首された翌日の晩には、首の無い4頭の馬が引く馬車の中に、切断された首を抱えるアン王妃の姿が目撃されたとか。
またロンドン塔でもアン王妃の亡霊はたびたび目撃されており、教会内部を歩き回っているといわれている。