ロイコクロリディウム(Leucochloridium)
画像は、「Wikipedia」より
普通、寄生虫は中間宿主にこっそりと隠れ、最終宿主がこれに気付かず食べるのだが、ロイコクロリディウムはすごい。最終宿主に食べられるよう、中間宿主をコントロールするのだ。
この吸虫の卵は鳥の糞の中にあり、カタツムリが糞を食べると、消火器内に入り込み孵化、チューブ状へと成長しカタツムリの触覚に移動。その状態で膨れたり脈動したりすると、異変を感じたカタツムリは触覚を回転させて、寄生虫の思惑通りイモムシのように振舞うのだ。
通常カタツムリは鳥に食べられないよう暗い場所を好むが、脳をコントロールされて明るいところを好むようになる。そして鳥はイモムシと間違えてカタツムリを捕食し、ついに最終宿主への寄生成功。成虫であるジストマへと成長するのだ。怖っ。