北川昌弘の「美女&美少女的ドラマ独偏批評」その3

石原さとみ『高嶺の花』の見どころはお口クチュクチュシーンと高橋ひかるの眼帯コスプレ

編集部

 一方の峯田和伸はアーティストでもあり、第二の星野源的期待は充分。
世間的にはNHKの朝ドラ『ひよっこ』のへんてこなおじさんの印象が強いが、その前にNHKBSプレミアムの岡田惠和脚本の『奇跡の人』で主演に抜擢されている。

 演技面でも知る人ぞ知る存在です。

 そんな彼が演じるのが、母親を自宅で介護しながら、商店街で自転車屋を営んでいる、39年間彼女なしの風間直人。

 さすがに脚本はよく出来ている。

 ももの抱えている精神的問題。破談のショックで付きまといに加えて、臭覚や味覚にも異常が。それで家元の父親から、とにかく優しい男に恋をしろと、恋のリハビリのアドバイスまでされている。

 妹のななが抱えているのは次期家元問題。生花など芸術的才能は姉のほうがあるとわかっている。

 家元にも問題が。右手がうまく使えず、生花にも支障が出ている状況。

 さらに千葉雄大が演じる宇都宮雄一率いる新興勢力の台頭で流派の危機に加えて、娘のどちらかとの結婚要求もされる。

 自転車店主の方は、自宅で介護していた母親の突然の死。
ももが自転車店に初めて現れた翌日の朝の死は、息子を託す女性の出現に安心したからか? 伊藤麻実子演じる子持ちのバルーン(巨乳)との見合いして、結果として断られる。ただ、恩師からは「不思議な優しさを持っている」と引きこもりの問題児をあずけられたり、亡き母からは常日頃「夢を叶える力がある」と言われたりもする。

 さらには、携帯の将棋ゲームのLevel99で勝率100%、特殊能力の片鱗が描かれている。

 そして第1話の大きなポイントは、もものことを、風間を含めた商店街の人たちがキャバ嬢と勘違いし、それにもも乗っかったことだろうか。

 これは見てる側としても楽しい。

 ただ、いくつか、気になった点もある。たとえば、冒頭のサービスシーン。

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