土屋太鳳「23歳の制服姿」披露で振り返る“セーラー服作品”の系譜

編集部

 土屋太鳳が主演を務めるドラマ『チア☆ダン』が7月13日にスタート。23歳で女子高生役を演じる彼女の「姉セーラー」ぶりに注目が集まっている。

 どれだけ時代が移ろうとも、「セーラー服」や「紺のブレザー」の破壊力は不変だが、鮮烈だった美女たちの制服作品をプレイバックしてみよう。

“女性タレント+制服”の原点といえば、81年に公開された映画『セーラー服と機関銃』だろう。興行収入は47億円を記録。ヒロインの薬師丸ひろ子が歌った主題歌もヒットチャート1位を獲得した。

「なんといって、セーラー服を着た女子高生がヤクザの組長という設定は、インパクト大。薬師丸がセーラー服でへそ見せブリッジをしたり、マリリン・モンローばりに風でスカートがめくれあがったり、青少年には刺激が強い演出も多かった。この作品以降、アイドルと制服の組み合わせが確立しましたね」(アイドル誌ライター)

 この流れは、原田知世の『時をかける少女』、斉藤由貴、南野陽子、浅香唯の『スケバン刑事』、中山美穂の『ビーバップ・ハイスクール』、宮沢りえのCM『三井のリハウス』に受け継がれていく。

 そして、90年代には最強の制服アイドルが登場する。『ドコモのポケベル』のCMで日本中の男子を虜にした広末涼子だ。

「当時、15歳の新人だった彼女は、このCMで日本一制服が似合う美少女アイドルに君臨しました。ブラウスやスカートをラフでルーズに着こなしているのが新鮮で、広末が醸し出す“イマドキ感”は、若者だけでなく父親世代をもクギ付けにしました」(芸能ライター)

 広末の登場以降、制服が似合う作品に出演することが10代のアイドルがブレイクする条件となった。その代表例が新垣結衣だ。

「ガッキーは、ケータイ小説を映画化した『恋空』が興行収入39億円の大ヒット。さらに、ドラマ『ドラゴン桜』やダンスが有名になった『ポッキー』のCMでも制服を着こなし、それによってビジュアルの可愛らしさがさらに増量。00年代屈指の制服アクトレスとなりました」

 同様に、宮崎あおい、堀北真希がドラマ『ケータイ刑事』シリーズで活躍。10年代の映画『ストロボエッジ』『ビリギャル』の有村架純、CM『一平ちゃん 夜店の焼きそば』、映画『チア☆ダン』の広瀬すずへとバトンタッチされていく。

 そして行き着いた先が、国民的アイドルグループとなったAKB48や乃木坂46だ。

「AKBは制服をモチーフにしたステージ衣装として使っていましたが、乃木坂はデビュー曲の『ぐるぐるカーテン』から制服要素が満載。スカートをヒラヒラさせる振付けや、男子禁制というコンセプトが今の爆発的人気につながっています」(前出・アイドル誌ライター)

 土屋もさまざまな女優やアイドルたちが残してきた制服作品の歴史に、確かな足跡を残すことができるだろうか。

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